14日のまちなか再生事業アンケート調査結果報告会に続き、22日はまちなか再生事業まちづくり・シンポジウムを聞いてきました。
津別町長、筑波大学副学長の挨拶から始まり、まちなか再生事業プロデューサーの筑波大学教授より概要説明があって本題に突入しました。
高大連携ワークショップからは、津別高校の生徒たちが津別町や津別高校を分析、どうしたら住みやすい町になるか、高校の魅力アップができるかなどを発表していました。ほとんど無理そうな提案もあれば賛同したくなる提案もあり、高校生らしい柔軟な視点での捉え方に感動できたし、これだけ出来れば管内他校にも津別高校は引けを取っていないと思いました。
町内木材加工工場などのグループのワークショップからは、町内住民を一定以上雇用している企業や、町内に在住し町外の企業に通勤している住民には、納税額軽減や通勤補助金支給など町がバックアップする体制をとることで過疎化の流れにある程度ブレーキがかけられるといった提案があり、こんな制度ができれば津別町は全国自治体のモデルケースに十分なり得ると感心しました。
町職員などのグループのワークショップからは、すでに町が進めている農林業事業者からの廃棄物をリサイクルしてボイラーなどのエネルギー源に活用するプランや、それを活用する新たな団地建設が計画せれていることを発表されていました。
小樽商科大学のマーケティング分析からは、町の基幹産業でもある木材加工業からの商品が国内外各地で需要が高まっていることが発表され、その販売の展開によっては将来の展望が明るいことがわかりました。
筑波大学の地域データ分析からは、道の駅あいおいの収益アップや、町内外食産業の展開、各種合宿誘致の課題と活動に繋がる利益などについて、アンケート調査結果報告会に続いて発表があり、あわせて今回の取り組みが大臣賞受賞となったことで津別への感謝の挨拶をされました。
最後に地域総合整備財団開発振興部長、国土交通省北海道局地政課事業計画調査官、津別副町長からの講評と、ラグビー部長の筑波大学教授からの挨拶でシンポジウムは終了しました。
まだあと2年間は筑波大学も加わった事業が継続しますが、今後は町民が主体となって取り組みにあたる必要性があるということです。
高校生たちも今後は津別中学校と中高連携ワークショップを開きたいと話していて、これからの津別を背負う若者たちから逞しい芽吹きを感じられたのが一番嬉しかったです。