本日 2月11日は建国記念の日、ちょうど仕事も休みだったので講演を聞きに行きました。
地元のフリーペーパーには『紀元節復活反対! 日の丸・君が代強制反対! 網走管内集会』、『紀元節復活反対北見市民集会』、『第31回北見市建国記念式典』の広告が載っていました。
そもそも建国記念の日の根拠を調べると、およそ科学的考古学的に信憑性の低い神話により、初代天皇が即位したとされる 2月11日が戦時中まで紀元節とされ、戦後は建国記念の日として残されたものらしい。
そんな曖昧な祝日には興味が無く、ただ『日の丸・君が代強制反対』は気になったので、結局いちばん遠い隣り町の公民館まで足を運びました。
講演は『軍隊はいらない! 今こそ平和憲法の実現を! 』で、戦時中・戦後の話や自民党の改憲草案についての話がとても勉強になりました。
ですがその後の教職員組織の報告、集会宣言採択は正直言って痛かった…
宣言採択で【学校教育を「物言わぬ国民づくり」、従順な精神づくり、そのための国民精神醸成の場に利用させてはなりません。】とまとめられその教職員組織に対する不信感すら抱きました。
自民党は基本的人権や国民主権を軽視し、第 9条のみならず日本国憲法が根幹から改憲されかねないので気を引き締めようという内容。
しかし学校教育では制服の着こなしや髪染めくらい生徒の自由も保障しない(本来校則は生徒が自分たちの共同社会のきまりを自主的に話し合って決めていくものだと思われる)、つまり物言えぬ国民づくり、従順な精神づくりを主導しているのが他ならぬ教職員であることを自覚していない。
日の丸・君が代についても、戦時中それらを旗印に天皇陛下のもと国民全体が戦争に駆り立てられていた現実についてはそれほど教育をせず、なぜそこまで日の丸・君が代を反対する人がいるかすら知らない生徒たちを社会に輩出させている当事者が教職員そのものではないか。
今回の講演中、平気で携帯の音を鳴らしている参加者や、明るく髪を染めていたり短いスカートを履いてきた教職員が学校でどう生徒たちを指導しているのか考えると少し腹も立ってくるほどでした。