はい、新米准看護師のオジィです。
どうにかスピッツ(試験管のようなもの)4本分の採血くらいはできるようになりました。
あとは点滴の終了した患者さんから針を抜くなんてこともやらせていただけました。

同期入社の介護福祉士2人の健康診断もX線と心電図以外は無難にこなせるようになりました。
いま思えばこれってウチの職場(老健)の職員たちの定期健康診断はオマエがやれよっていう指示が出される予行演習だったような気もしますが…

今日の研修中の出来事としては、19歳の若いOL風の女の子の血圧を測定しました。彼女は下痢や嘔吐の症状がでておそらく会社を休んで病院にきた初診の患者さんでした。
このほかの患者さんたちはみんな同年代(30代後半)以上の方ばかりだったので今回はチョット気を使うことになりましたがやっぱり若い人、特に女の子って異性に身体を触れられたりデータをとられたりって嫌な感じがするんじゃなかろうかって思ったんですよ。

それまでも女の患者さんの体重測定をする場合には数値を読み上げない配慮はしてきましたが、初診とあって血圧以外にデータをとる必要もあろうかと、体重などを私に測定されるのは嫌かも知れないと思って血圧測定が終わった時点で「新患なんですけどあとはお願いできませんか?」って女の先輩看護師にまわしてしまいました。

結局この患者さんの場合は体重測定などは必要なかったのですが、医師の診察を受ける前におこなう問診票の項目を埋めるやりとりは先輩看護師にやってもらい、そればかりか最終的に点滴を射つことになったとき了解を得たうえで見学までさせていただきました。
あとからこの看護師に聞いてみると「仕事でやってるんだから患者さんはイヤな思いしないよ」と。たとえ体重測定があったとしてもやりなさいって言われました。

考えてみれば看護師ばかりではなく医師やX線技師などには男の職員もたくさんいますからね。産婦人科で働くわけでもないのでそこまで気を使うこともなく、ましてや女の立場からしても気にしないから大丈夫だよって言われました。

今回の研修を受けるまでは「外来なんて無理だ」って思ってましたが、たくさんの患者さんとやりとりしているうちにそんなこともないのかなって自信がつきました。
ある男の患者さんから「なんだ男の看護師か?」って言われましたが、採血しながら「そりゃかわいい女の子のほうがいいっスよね!」「やっぱりオマエもそう思うだろ?」なんて笑いながら応対なんかもできましたから、まぁ外来もまんざらでもないなと思った次第です。

でも実際にどうかと言われると、やっぱり入れ替わり立ち替わり毎日違う患者さんに対応しないといけないことを考えると、外来ってのは本当に大変だなって感じたこの1週間でした。

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