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青森県つがる市(青色)、五所川原市(緑色)、中泊町(水色)

市町村合併シリーズ第3弾は青森県の津軽半島東岸地域です。
合併した順番からいくとつがる市(拍村+森田村+木造町+稲垣村+車力村)の合併が先行し、五所川原市(五所川原市+金木町+市浦村)、中泊町(中里町+小泊村)の2市町が後から合併し誕生しました。

つがる市はともかく、五所川原市と中泊町は見ての通り互いにまたぎ合う飛び地合併。
こうなったいきさつには合併論争が持ち上がった当初五所川原市から金木町、中里町、市浦村、小泊村に対し合併話しが持ちかけられるも4町村が拒否。その4町村での合併協議へと移行されたものの、さらに金木町、市浦村はこちらからも離脱して結局五所川原市と合併。その結果残された中里町と小泊村は小規模合併となりました。

もともと平成の大合併は国から都道府県、さらには市町村に対する権限移譲の受け皿として、ある程度まとまった基礎自治体に福祉や教育、インフラ整備を受け持たせようというものだったと思います。しかし同じ地域に飛び飛びで市町が存在する形では、一体的な域内幹線道路の整備や水道施設、廃棄物処理施設などの整備、さらにそれらの運用に対する障害が残ってしまいかねません。

この地域を見ていると新たに誕生した五所川原市と中泊町、つがる市で再度3市町が合併して津軽市誕生とはいかないものなのかと思ってしまいます。交通機関でいってもJR五能線、津軽鉄道など五所川原市を基点に整備されていますし、生活圏を考えても3市町が別々に存在する意義が少ないような気がしますね。


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