かつて北海道東部の池田町から北見市を結んでいた旧(国鉄・網走本線→池北線→)北海道ちほく高原鉄道・ふるさと銀河線の跡地利用が進められているようです。

私は中高校生時代に北見市で、社会人になりいまから3年前には置戸町でくらしていました。なので遅々として進まなかった北見側の銀河線跡地利用については、何か良いアイデアがでてこないかと期待をしていました。

まず十勝、網走両支庁界にある置戸町では、旧駅構内のホーム部分が「ぽっぽイベント広場」として地域のお祭りなどに活用されるスペースになるようです。すでに10月完成を目指し事業が進んでいるようです。
そして沿線最大の街である北見市では、旧車両検修庫周辺部分を「産業遺産街区」に指定し、隣接する北見ハッカ記念館ともども歴史を後世に伝え、子ども達の教育や観光に役立てるための街区整備構想を、ふるさと銀河線沿線応援ネットワークが市に対して要望しているということです。

網走本線は明治44年に開通しました。オホーツク圏の農産物や材木を輸送する交通機関として敷設され、石北本線開通後の昭和36年には池北線となり、経営悪化から廃止対象路線に指定された後の昭和63年に第3セクター北海道ちほく高原鉄道・ふるさと銀河線として生まれ変わりました。
北見市は現在ふるさと銀河線跡地利用計画を検討中で、こうした意見を取り入れながら21年度中には取り組みを具体化させる方針であるとのことです。

ただひとつ懸念されるのは、市議会で多数を占める野党系の会派がほとんどの政策について審議を止める行動をとっていることで、こういった市民の声が反映されるのかどうか見守っていきたいと思います。

ペタしてね