エアコンは、どんなに気密性や
断熱性が上がっても、やはりまだ必要
だと思います。
保温性(気密・断熱)+温度調整機能(エアコン)=快適な環境
だと思いますので。
保温性の平均レベルが上がっている昨今、
目安の畳数(10畳用などの表示)は、
昭和40年代に作られた無断熱住宅が
基準なので、そのまま真に受けない事が
大切です。
もちろん、住宅の間取りや窓の質やタイプ
でも色々と変わってくるので、机上計算
通りにはいかないとは思いますが。
台数についても、かつての 各部屋1つ
だと、過剰になるケースもあるので、
間取りの作り込みをしている段階から
しっかりと空調計画を立てないといけない
のかなぁと思います。
上手く配置できれば、全館空調も市販の
エアコンで可能な時代になりましたからね。
(実際、新居では1Fのエアコン1台しか
稼働させて無いです・・)
※14畳用 白くまくん
エアコンの設置位置については、
・空調(当たり具合や効率)的に良い位置
・見栄え(室内)的に良い位置
・見栄え(外:室外機)的に良い位置
この3つの最適解を求める事
になると思います。
まあ、、
普通に難しいですよね
業者側に
「イイ感じに設定してよ」
でも良いっちゃ良いのですが、、
(彼らもプロですから、
そう変な事にはならない
と思います)
ただ、自分達の生活動線
に本当に最適化されているか?
というと、やはり自分達でも
一度は想像・検討した上で、
お任せする方が良いと
思います。
※設備に合わせて生活動線
を変える というパターンも
ありますし、難しいところ。
最初から全館空調を謳っている
ハウスメーカーで建てるのも
手ですが、
素人なりに注意した点を
書いてみたいと思います。
誰かの参考になれば。
空調(当たり具合や効率)的に良い位置
見栄え(室内)的に良い位置
・ルーバーの向き変更である程度は回避
出来ますが、やはり直撃しやすい 位置 が
あるので、普段から座るであろう、ソファー
の正面やベッドの正面などは避けるようにしました。
(ダイニングテーブルも食品が乾燥してしまうので
避けたい所ですね)
・油汚れも困るので、コンロの位置からは
距離を取るようにしました
・なるべく部屋全体に風を送風できるような
位置を探しました。
・窓に直撃すると、温度差で割れるなんて
話も聞いたので、直接当たらないように
しました。
・家具に干渉しないような位置を意識しました
・窓の位置を決める時に、エアコンの設置
も意識して決めました。(窓の種類や
大きさによっては、エアコンが壁付け
出来ないので)
・隠ぺい配管はやめました
(不具合時やメンテナンス時に困るので)
・配管を伸ばさなくて良いように、外壁沿い
前提で考えました。
・お店のように、壁の中に隠すやり方
や、業務用エアコンで天井から、
なんていうのもありますが、まあ
そこまでは別に…メンテナンスも
考えると、どうしても高くつきますしね。
見栄え(外:室外機)的に良い位置
室外機の設置位置については、
わりと軽視される傾向がある
そうなので、出来れば確認したい。
・なるべく道路から見えない位置に。
見栄え以外にも、最近は室外機の盗難
なんて話もありますしね。
・ドレン水の排水がキレイに出来る位置に。
垂れ流しになると見栄えも良くないですしね。
植栽の方に流れるようにすると、水やりが
要らなくなるかもしれません。
・直射日光が当たると特に夏場は、冷房効率が
落ちるそうなのでなるべく当たらない位置に。
・それなりに音がするので、隣家の窓の前
などは避けるようにしました。
まあ、上記を全部気にすると
設置場所がほぼ無くなってしまいそう
ですが、室外機については、
室外機カバーとセットにする事
で多少はマシになります。
旧居では倉庫も兼ねて↓みたいの
を使いましたが、中々使い勝手
も良かったですね。
※木製は劣化が早いので、なるべく
アルミやステンレス系が良いと思います。
エアコンは一度設置場所を決めたら
別の場所にするのは大変ですので
設計図面段階でしっかりと
家具の配置なども意識しつつ
決められることをお勧めします。