1月ソウルひとり旅にて。
夕方、ホテルの近くから、明洞エリアに向かおうとして、タクシーを探しました。
すぐに、目の前で停まってくれたタクシーに乗り込んだら。
運転手のアジョッシ、運転しつつ、どうやら、翌日に控えたソルラル(旧正月)の買い物について、ご家族と熱く電話で打合せ中なの~。
↑ちゃんと、イヤホン使ってハンズフリーでお話ししてましたよ~(笑)。
お歳のころは、60ちょっと過ぎかな~、という、ベテラン運転手さん風の方でした(^^)/。
目的地を伝えて、走りだしたタクシーの中から、窓の外を見ていたら・・。
運「ちょっと、すぐそこの店に寄ってもいいかい?」
私「???」
運「すぐ終わるから、2~3分だから!」
私「すぐ終わるなら、いいですよ~(^^)」
で、車は、すぐ近くのお店に横付けされて・・。
運「待っててね!」
私「私、ここで(車内で)待っていて大丈夫ですか?」
運「いいよいいよ、ごめんね」
一体何のお店かな~、と思って、窓の外を見たら、お餅屋さんでした~。
数分後、トランクに、ドサッと荷物(多分、買ったお餅)を入れた音がして、運転手さんが、戻ってきました。
運「この店は、このあたりで一番おいしい餅屋さんなんだ!」
私「そうなんだ~!だから、たくさん、お客様がいるんですね~(^^)」
運「そうだ、アンタ、餅食べるかい?」
私「お餅は好きですが、今は大丈夫です~(^o^;)」
運「待ってな待ってな、今、買ってきてやるから!」
私「?!?!」
・・・・・
びっくりしている私を置いて、ふたたびお店の中に入った運転手さん。
わざわざ、お餅を、買ってきてくれたんです~!


運「さあさあ、食べてみな!」
いやこれ、きなこがどっさりついてて、動く車内で食べるにはちょっと難しいよ・・。
↑しかも、きなこ餅って、日本だったら、タクシーの社内で食べたら間違いなく怒られるやつ!
若干迷う私を見て、運転手さん、もう一度、「食べな食べな!」とすすめてくれます。
もう、仕方ないので。
なるべくきなこを落とさないようにして(笑)、パクッ、と二口で、食べきりました!
わお!
確かに、甘さ控えめで、めっちゃおいしい!
よもぎの香りがするお餅も、モチモチしっとりで、とても口当たりが良い~(≧▽≦)!
私「運転手さん、これ、おいしいです~!」
運「そうだろそうだろ~!この店の餅は、このあたりで、本当に一番おいしいんだ!」
って話のあとで。
運「日本人でしょ?韓国語はどこで勉強したの?」
私「日本で、先生と勉強しています」
運「韓国に、ダンナはいるのかい?」
私「韓国には、家族はいませんよ~(^^)」
運「よし!今日からオレが、アンタの韓国のオッパになってやるよ!」
へ?!
・・今、何て?
(´・ω・`)?!
どうして、そんな展開になる~Σ( ̄ロ ̄lll)?!!!
私「あ、ありがとうございます。でも、大丈夫です~(^o^;)」
↑精一杯の拒否。
そして、運転手さんのぐいぐいアプローチは続いて(笑)。
運「韓国には良く来るのかい?」
私「時々、来ます(^^)/」
運「電話番号、あるのかい?」
私「韓国では、電話番号は持ってないです(^o^;)」
運「じゃあ、カカオかラインを、オッパも教えるから、教えてよ!」
私「カカオもラインもやってないんです~(^o^;)(←ウソ)」
運「じゃあ、俺の電話番号教えるからさ、ソウルに着いたら、”オッパ、着いたよ♡”って電話してよ」
私「・・いやほんとに、大丈夫ですよ~(^o^;)」
運「一緒に、うまいもの、食べにいこう!」
もうすでに、お互いのテンションが全く噛みあわなくなっているんだけど(笑)、運転手さんは全く気付いていないの~。
そしたら。
運転手さん、いきなり、タクシー、静かに路肩に停めた~Σ( ̄ロ ̄lll)!
え?!
だってここまだ、全然明洞じゃないよ~?!
どしたどした、何があった~ヽ(゚Д゚)ノ!?
驚いて固まる私に、全くおかまいなしに。
運転手さん、車を停めて、ゴソゴソ紙を出して。
何やら書き込んだ紙を、私に差し出します。
運「あのさ、ちょっと、"オッパ~♡"、って呼んでみて、"オッパ~♡"って~!」
私「ええ~Σ( ̄ロ ̄lll)?!」
車を路肩に停めたまま、運転席から後ろを振り返って。
期待に満ち満ちた目で私を見つめる60歳超えの運転手さん・・。
そしてここは、韓国のタクシーの車内。
運転手さんをなるべく傷つけずに、上手に断る韓国語スキルは残念ながら無いし、とにかく早く目的地に行きたかったし。
覚悟を決めて(笑)・・
「・・・・オッパ~(^_^;)」
って呼んで差し上げました(笑)。
運「いいね~、いいね~!!」
で、ここでようやく、運転再開。
運転手さん、めっちゃ嬉しそうに。
この近隣にあるおいしいお店のお話しや、オレの仕事が終わったあとなら、一緒にお酒を飲もうとか。
子供みたいに(笑)、嬉しそうにあれこれ話してくれているうちに、明洞に到着しました。
運「次に来たら、必ず電話するんだよ!待ってるからね!」
私「・・・はい~(^_^;)」
タクシーを降りる前に握手して(笑)、降りたあとも手を振って、お別れしました~。
ふう~!
つ、疲れた・・(ー_ー;)
ちなみに。
私、サービス業と営業職の経験がかなり長いこともあり、典型的な、「めっちゃ外面が良いタイプ」なんです(笑)。
だから、私って、ソウルのアジョッシたちから見ると、
まあまあ、簡単な韓国語でコミュニケーションがとれて、愛想が良くて。
でも、若くないし美人でもないから(笑)、近寄りやすい、ひとり旅の日本人の女性・・。
↑なんか微妙なステータスだな・・
に見えるんだと思う~(TДT)。
なので、ソウルでタクシーに乗ると、ほんと、運転手さんに、めっちゃ声かけられて、誘われるのよね・・。
↑ぜんぶハラボジ寄りのアジョッシたち~(笑)
でも、ここまで激しく(笑)アピールされたのは、初めてだったかもな~。
さて・・。
このアジョッシに、私から電話する気は、今のところはないのですが( *´艸`)。
オッパ、って呼んで差し上げたら、子供みたいに喜んで下さって(笑)、あれこれ楽しい計画を立ててくれたりして。
何だか、この連絡先に、日本ではあまり感じることのない、暖かい気持ちが込められている気がして・・。
結局、レシート、なかなか、捨てられずにいます~( *´艸`)。
ちなみに、アジョッシが、「この近所で一番旨い」と言っていたお餅屋さん、お店の名前と住所、こちらです~(^^)/
こんど、一人で(笑)、行ってみよう~( *´艸`)!
お読み頂いて、ありがとうございます(^з^)-☆
・・・・・・・・・・
みんな大好きソウルごはん!
おひとりさまでも、のんびり、
アツアツの海鮮鍋やフグ鍋、
タッカンマリが楽しめちゃうお店、
掲載してます~(^^)/
女子なら絶対気になるトイレデータも
載せちゃいました~