朝一の新幹線で、母がやって来ました。
抗がん剤の入院だから大丈夫って言ってるのに
とりあえず顔みたいから、って。

私にも子がいたなら、
きっとそうするんだろうなと思います。

てづくりの惣菜を少し持ってきてくれたので
お昼にいっしょに食べました。
母の味はしあわせの味ニコニコ

そのあとも薬効果でウトウトとしてばかりの私の顔を
たぶんずっと眺めていたんだと思います。

夕方になって私は便秘を飛び越えお腹を下しはじめてしまい、
うんうん唸っていたんだけれど
そんな中で母は帰りの新幹線の時間が来てしまい
心配しながら帰っていきました。

あとから「何もしてあげられるわけじゃないのに、帰るのは後ろ髪引かれる思いでした。」ってLINEが来て
お腹痛いのに号泣です。

私は娘しか体験したことがないけれど
きっと母親というのはこういう生き物なんだろうなと。

その人に、私はいまどんな気持ちをさせているんだろうかと思うと
何がなんでも生きなくては、と。

絶対に負けてはならない。

さっき別れたばかりの母なのに、
今また無性に会いたいです。

ありがとう。