今朝、横浜の公園でクマゼミの声を聞いた
ずっと関東で暮らした人には馴染みがないかもしれないが「シャーシャーシャー」という特徴的でうるさい声だ
同じ公園内ではおなじみのミンミンゼミの声も沢山
筆者は幼少の頃関東と関西の両方に住んでいたのでこの2種類のセミの声を普通に聞いていた
子供ながらなんで東京ではクマゼミの声がしないのだろうという疑問をもっていた
特に8月の都市部では関西ではクマゼミ、関東ではミンミンゼミの声しかしない
横浜に住んでもう30年近くになるがクマゼミの声を聞くようになったのはここ数年のことだ
色々調べてみると、気温や他の様々な条件により今までの常識としてはミンミンゼミとクマゼミは明確に生息地と生息時期が分かれていて、同時期の同時間の同じ場所にこれらの2種類のセミがいることは非常に稀だったらしい
面白い話としては両者の発声パターンが非常に似ていてミンミンゼミの声を録音したもののスピードを落としていくとクマゼミの声に酷似してくるという記事もあった
つまり似た声の他種が居るところには住み着き難いということだ
それが今は同じ場所にいた
地球温暖化のような理由をつけることは簡単だがそれだけではないだろう
テレビのドラマやCMなどで夏の場面の暑さを表現するために風鈴がつられている軒先でスイカを食べている場面でミンミンゼミの声をバックに流すことは昔からよくやられる
これがクマゼミではないのは制作場所が東京にあることが多いからだろう
今後は東京でもクマゼミが普通になって夏の風物詩といえば冷房の聞いた室内から一歩外に出るとミンミンゼミとクマゼミの合唱が聞こえるという演出も出てくるかもしれない