そろそろ音楽の話題を
まずは最近一番聴いているこのアルバムから

Boz Scaggsの1977年の大好きなアルバム Down Two Then  Left

リブログってどうやるんだろうと思ったら
思わずやってしまった
Dannnaさんのブログから失礼します
こんな風になるのね
今回の場合は単にリンクだけで良かったかもです

さて、

このアルバムの曲は全て良いので甲乙つけがたいのだが、今回筆者が取り上げるのはDannaさんの取り上げた曲でなく「1993」
もちろんHard Timesももちろん大好き

この曲の凄さは「予感と発現の畳み掛け」なのである

イントロはジェットっぽいホワイトノイズがずーーっと鳴っている中、8ビートのリズムを淡々と刻むピアノで始まる

ここまではシャッフルではない

そしてイントロ中盤のエレピのフィルが少しだけシャッフルのリズムを予感させる


と思ったらイントロ最後の小節ではいきなり登場したシンセベースとジェフ・ポーカロの3連丸出しのドラムフィルでシャッフルの発現だ



ここからはジェフのドラムの3連の1と3拍目で打つバスドラと

行ったり来たりの3連を醸し出すシンセベースに引っ張られてシャッフルの世界へ突入する

やっぱ、ジェフのシャッフルはシンプルなのにかっこええ



ボーカルは基本的には8ビートだが、そこここに挟まれるタメで3連を表している



2コーラス目に入るとコーラスが2重3重にかぶってくるがこれが「トゥルルー トゥルルー」で3連だ

そしてそのあとは、ホーンが追加
やはり3連のフィルを奏でながら



やがてイントロのメロディに戻るが
イントロではピアノだけだった8ビートのコード弾きに
よく聴くとユニゾンでオルガンの音がかぶっている

「オルガン? まさか」の予感

と思っていると

「来たー」

オルガンのバリバリシャッフル

ハモンドだよ
レスリーだ

ということで一つずつ追加楽器が予感と発現を繰り返しながら極厚になってシャッフルのリズムで総攻撃してくるエンディングでフェードアウトする

すごい曲だ