3月以来です。この間いろいろありましたが、気持ちの整理がつかなくて

年末になって、ようやく落ち着いてきたので、ここで事実だけを記述します

感情が入ると何も書けなくなってしまうので

 

7月の初旬

ヘルニアのせいではなくやっぱり腰の下からお尻までが痛くてたまらないので腸の専門の先生のところへ

とりあえず簡単な検査をしたけど、ちゃんと検査した方が良いと言われ、数日後に準備して、検査前はお腹に入っているものを全て出してから、胃から大腸にかけてトータルで内視鏡検査をしてもらいました

 

数日後、結果を聞きました

大腸癌だということでした

患部のサンプルを取って病理検査に回したとのことでその結果が出れば確かなことがわかるとのことだが、状況からできるだけはやく手術ができる大きな病院に行った方が良いとのことで、紹介してもらいました

 

7月の後半

新しい病院に行って、CTやレントゲン、血液検査等の精密検査を行いました

検査の結果を妻と一緒に聞きに行きました

大腸癌ステージIIIです、確認できている腫瘍は1つですがリンパ節に転移しています

すぐに手術をしなければならないとのこと

手術は腹腔鏡で行うとのこと

その夜、うちに帰って、妻と一緒に朝までずっと泣き続けました

 

休会中だったティップネスに退会届を出しました

 

8月3日

入院しました

病院は今年、新しく現在の場所に移転したのでとても綺麗で、設備も最新式で快適です

翌日の手術のために早く寝ました

 

8月4日

朝、看護師さんに呼ばれてとうとう手術室へ自分で歩いて向かいます

手術台に寝ると麻酔医のかたが来て背中に針を指します

これからマスクをかけますので、大きく深呼吸をしてください、2回目の深呼吸で意識がなくなります

と言われたのその通りに深呼吸しました

 

自分にとっては一瞬でしたが目が覚めると8時間たっていました

すでに自分の病室に戻ってきていて妻が手を握ってくれていました

おそらく終わるのを待っていた後半の数時間は泣いていたのだと思いました

 

主治医の先生に会いました

手術は成功です

状態はあらかじめ予想していた通りで、計画していた通りのことができましたので、現時点では心配ありません

とのことでした

 

8月中、病院ではいろいろなことがありました

外は気温が40度近いそうですが、今年はそれを1度も味わうことができませんでした

妻はほとんど毎日お見舞いに来てくれていろいろな話をしてくれました

結局、8月の終わりになって退院することができました

 

1ヶ月前、入院した時とは自分の体が異なっていました

12kgの体重、大腸の一部と肛門全てを失いました

お腹には5箇所に穴が空いていました

 

コロナの影響で仕事は全てリモートで行えるように会社の制度が変わっていたので、退院してすぐに仕事に復帰することができました

 

入院中に妻がいろいろやってくれていたので、退院後区役所に行って身体障害者手帳と福祉パスを受け取りました

これで市内のバスと市営地下鉄がすべて無料で乗れ、長距離のバスは半額になります

知りませんでしたが、他にもたくさんの優遇が受けられます

 

9月に入って今後の癌再発のリスクをできるだけ減らすために、抗がん剤の治療をはじめました

3週間を1サイクルとして8サイクル繰り返します

癌の細胞を根こそぎやっつけるような薬なので副作用はある意味壮絶でした

 

12月現在抗がん剤治療の4サイクル目です

今一番辛いのは手足に痺れが出てきていて、特に冷たい風や水等に触れると耐えられないくらい痛いです

 

年が明けたらまずはCTを取って、再発の有無を検査します