先日、Chiquisさんのブログで記事になっていたメキシコの「オレオレ詐欺」
実はカレの親戚で被害にあった人がいます。
カレの母方のおばさん。
メキシコはゲレーロ州に住むおばさん。
ある日電話がかかってきて、
電話相手「おばさん元気??」っと。
おばさん「元気よ、でもどちら様?」
「わからないの?カリフォルニアに住んでるおばさんのお気に入りの甥っ子だよ」
「あぁ!フアニート)」(私のカレの名前)
その後何気ない会話が続き、
「実はトラぶっちゃって、少しお金が必要なんだけど、恥ずかしくて両親にいえないんだよね、おばさんどうにかしてくれないかな?」
「いくら必要なの??」
「7500ペソ(約5万円ちょっとだけどメキシコでは大金)。でも絶対両親には言わないでくれ。すごく恥ずかしいんだ。お金が出来次第絶対返すから。。。」
「わかったわ。」
っと、見事にはまってしまい、次の日に指定された口座に振り込んでしまいました。
でも、なんとも偶然なことに、私たちは、Baja California州在住。
カリフォルニアにすんでいる甥っ子、っということでフアンに間違いないとおばさんは確信してしまったようです。
さらに、カレは4人兄弟の末っ子、一番かわいがられていました。
そして更なる偶然は、指定された口座の持ち主の名前もJuan Manuel、カレと名前が2つとも同じだった用です。
(でも苗字を確認したら絶対違うとわかるのに、なぜかだまされちゃったおばさん。カレの苗字は2つとも変わった苗字なので、メキシコは同じような苗字がいっぱいいるということを踏まえても、かぶるなんてことはほぼ絶対ありえないのに。)
そして振り込んでから我に帰ったおばさん。
カレのママに電話して、全くの詐欺だったことに気がついたようです。
もちろん、警察に電話しても、警察が動いてくれるわけでもなく、お金が返ってくるわけでもなく。
そしてお義父さんにもかかってきた電話。
電話相手「Hola おじさん元気??北(アメリカのこと)に住む甥っ子だよ。覚えてる?」
お義父さん「おぉ~カルロス覚えてるよ元気かい?どうしたの?久しぶりだね。」
「うん、実はこれからみんなでメキシコに帰るんだよ。帰ったら是非遊びにいくからよろしくね」
「わかったー気をつけて帰って来るんだよ」
次の日
「おじさん、俺だよー。今そっちに向かってる途中なんだけど、車が故障しちゃって、修理にお金がかかるみたいなんだ。どうにかならないかな。」
「俺たちもフリホレスばっか食べてるんだよ」(メキシコでフリホレスばかり食べるという表現は貧しいということ)
「そこをなんとかならないかなー?」
「カルロス、自分の親に頼んだらどうだい?」
この一言に相手はひっかからないと思ったのか、英語で何か罵って切ってしまったそうです。
こっちは2日渡ってかけてくる詐欺。
それにしてもお義父さんひっかからなくてよかった。
メキシコでのオレオレ詐欺の特徴は、
みんな「アメリカに住んでいる」ということ。
家族や親戚に一人や2人はアメリカに住んでいる人が多いメキシコ。
リアルといえばリアルで、甥っ子を装うのも、親だと声でわかっちゃう場合が多いからとか。
私も電話は知らない番号はなるべくとらないようにしてる。
メキシコで電話での詐欺が増えているみたいだし。
みなさんも気をつけてくださいね。