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愛の郵便屋さん美丘です

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「ない」から「ある」に大逆転①

「ない」から「ある」に大逆転②

続きです。

ママがママじゃなくなった

この言葉は
わたしを打ち砕いた。

そして
ママを守りたいのに
どうしていいのかわからない

何もできない
自分が嫌になっている
長男の心の叫びをも
聞いた。

そして
私は思い出した。

離婚をするときに
この子達は何が何でも
私が守ると覚悟したことを。

いつの間にか
この子達ではなく

生活を守ることに
必死になっていた。

それと同時に
自分がボロボロの
すっかすかになっている
ことにも気づいた。

自分もボロボロになり
子供達はその私を見て
また傷ついていたのかもしれない。

もう一度
初心に戻り考えた。

今のこの現実を
受け入れたうえで
何ができるのかを

考えた。

もう一度
心機一転　人生楽しいよ
を　やろう。

そしてそれを
子供達に伝えよう
体感させようと思った。

それにはまず
子供の心に寄り添うこと。
ママはママなんだと
体感させること。

そして私は
仕事を辞める決意をし
すぐに、意志表明を会社の上司にしたのだ。

子供にもすぐにそれを
伝えた。

毎日毎日
ママ家にいるから。

ダイジョブだから。
そう伝えたのだ。

迷いはなかった。

お金のことも一瞬考えたけど
実家もある。
きっと誰かがピンチの時は
助けてくれる

私はそう信じていたのだ。

そう決めて伝えた数日後に

会社に長男から
電話がきた。

心臓が口から出そうになる
とは　このことを言うのだな
と　わかるくらいだった。

長男は言った。

「ママ　俺野球チーム入る
決めたから」

天にも昇る気持ちだった。

外に出ようとしなかった
あの長男が！！！！！

野球チームにはいると！！！！

もちろんOKし
家に帰ったらすぐ話聞くからね！
と　涙ながらに話したのを
今でも覚えている。

家にかえると
書類はもう全て揃っていた！
なんと　行動が早い！

友達に誘われ
（ここにも　ドラマがあったのだ）
見学しにも行ったと。

野球チームの子たちは
もちろん同じ小学校の生徒達。

次の週仕事を休んで
申込用紙などを渡しに行った。

野球を始めるにあたって
必要なもの全て

父母会の役員さん達が

全て寄付してくださったのだ。

この事実を全て隠すことなく
長男に伝えた。

これだけの人達が
応援して　協力してくれて
助けてくれたんだ
と。

どんだけ
世の中優しいのかを
伝えたのだ。

有り難いね
人様ってねと長男に伝えながらも
自分の中がどんどん暖かくなっていった。

私は仕事をやめ
無職になった。

そして約束通り
私は毎日毎日家にいた。

長男はもちろん学校には行かない。

それでも
わたしは毎日家にいた。

ご飯作って
掃除して
洗濯して
その繰り返し。

それがきっと長男の心を
和らげることになったのかもしれない。

土日は野球に行き
終わると　みんなをうちに集めて
遊んだ。

テレビゲームやったり
庭でキャッチボールみんなでやったり。

一緒にお菓子食べてジュース飲んで
わいわいやった。

そして平日は
家にいる。

その繰り返し。

夏休みには
長男のや野球仲間
つまり　11人を家に呼び
お泊り会をやった。

差し入れといって
カレーを作ってきてくれたり
花火もってきてくれたり
ジュースやお菓子
盛りだくさんだった。

そして次は
次男の番。

次男も野球チームに入ったので
その仲間11人がまた　お泊りにくる。

夏休みはこの繰り返し。

誰もうちに来てない日は
なかった。

誰かしらが泊まっていた。

毎日毎日
野球やって　お泊り会やって
そのうち　大人も加わり
飲み会になったり　笑

近所の人には
駐輪場屋さん始めたの？と
笑われるくらい　毎日たくさんの
自転車が止まっていた。

とにかく
ノンストップで楽しむ！
思いっきりやりたいことやる！を

親子でやった。

野球はみんなドンドンうまくなっていった

チームワークが抜群だから！

大きな大会にもどんどん出れるようになっていった。

勝った負けたで
大泣きして

親子で青春を
味わった。

そんな楽しい日々を
味わいつつあった長男は

いつの間にか

笑うようになった。

たくさんたくさん
笑うようになった。

そして
いつのまにか
お父さんがいなくてかわいそうな子

という
レッテルを親子で
はがしたのだ。

夏休みが終わる
数日前私は
今だな！と確信したので

長男に言いました。

離婚をして
パパがいなくなったり
色々環境が変わって
怖い思いをさせてごめんね

でもね
決して決して決して

お父さんがいないから
かわいそうな子じゃないんだよ

色んな人が助けてくれる。
みんなが味方になってくれる。

お父さんがいないからこそ
できることもあるんだよ。

それは
当時　小学３年生の子どもには
とてもある意味厳しい言い方だったのかもしれない

でも、いない苦しさ
悲しさだけにフォーカスして
ほしくなかった。

そしていつも
私がずっと言い続けたこと

頭で話さず
心で話せ。

そうしたら
必ず伝わるから。

助けてくださいと
素直に言っていいんだと。

苦しかったら
苦しいと言っていいんだと。

わたしは言い続けた。

夏休み明けから
ちょっとずつ

ちょっとずつ
学校に行き始めました。

最初は玄関まで
一緒に行ったこともありました。

それでも
帰ってきてしまったこともある。

そこをイラっとしたときも
正直ありました。

それでも
学校に行こうとしている
例えそれが　どんな理由であれ
行こうとする　その姿を
私は応援したかった
受け取りたかった。

そして
本格的に学校に行かれるようになるまでは
２年の月日がかかりました。

小学５年生の担任の先生が
とてもいい先生で

その先生と
野球の仲間のおかげで
長男は５年生になってやっと
毎日　学校に行かれるようになりました。

私はもう
自分の体を酷使してまで
仕事をするのを辞めました。

子供との時間を大切にするように
なりました。

この離婚を期に
私もとてもとても　成長しました。

そして
いつだってたくさんの人たちが
助けてくれるを
長男と共に体感できたことに

感謝しかないです。

お父さんがいないから
母子家庭だから

あれができない
これができない

もちろんたくさんあります。

でもね
母子家庭だからこそ
できること

母子家庭だからこそ
体験できること

たくさんります

そこを強味にしてほしかった。

もっというと
○○だからって　ないんです。

体感したいことを
体感できるんです。

私も楽しみたい！
子供達にも　楽しいを教えたい！
伝えたい　体感させたい！

わたしは
この一心でした。

そしてね
これを体感させてくれたのは

ほんとは
長男なんです。

今のママは
ほんとのママじゃないよ
を　身を持って教えてくれていたのです

伝えてくれていたのです。

子供って
すごいね。

子供の愛
なめんなよ

ですね。

わたしはいつだって
真剣に生きてきた。

目の前のことに
真剣に取り組んできた。

決めたらとことん
やってきた。

正しい
間違ってるなんて
どーでもいい。

いま　ここなんだ

いま　これが必要なんだ

いま　これがやりたいんだ

そして
掴み取っていいんだ

と
許可を出す。

今でも
受け取ることへの
葛藤は出てきます。

そのたびに
わたしは

もう一度自分に繋がりなおし

許可を出し

掴み取ってきました。

今長男は
25歳になりました。

次男は
23歳になりました。

私の背丈なんて
等に越しています。

大きくなった
背中をみて

わたしは
胸が熱くなり

涙がこぼれ落ちました。

もう一度言いますが

子供の愛
なめんなよ！

そして

親の愛
なめんなよ！

宇宙の愛も
なめたらあかんでー！

んね

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「ない」から「ある」に大逆転③