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サイエスメールマガジン
"2030年近未来の世の中を予測する"(第3回)
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将来を予測するために「価値観の多様化」という切り口から2030年近未来の世の中を予測していきます。経営者にその対処を悩ませているのが、価値観の多様化です。多様化の反対は画一化でしょう。画一的であればその対処方法も画一的で済みます。
しかし、顧客ニーズの多様化、雇用形態の多様化、生活様式の多様化など細分化されなおかつ個々が明確なコンセプトを主張するという価値観の多様化はますます拡大するものと思われます。
ただ、多様化が拡大するという方向は間違いないと思いますが、ある共通点が見えます。所有から使用へ、隔絶された個から社会視点の個へという価値観の根本的転換です。
所有から使用へという価値観の転換は、今までの企業経営に革命的な変化をもたらすでしょう。多くの企業は生産物(製品)、あるいは取扱物(商品)を消費者に所有(消費)してもらう事で経営を成り立たせてきました。サービス業はモノを所有してもらうという視点とは異なりますが、自社の所有するサービスを消費者に消費してもらうという点では同じといえます。
しかし、「所有する」というニーズが大きく減退しています。それは現象としては「シェアリングビジネス」「リースビジネス」「リユースビジネス」などの拡大に現れています。「モノの充足が幸福を創る」という価値観が揺らいでいるのです。
隔絶された個から社会視点の個へとは、今までは小さな視点(会社、家庭等)の中で生きてきた個人が、世界、街などより広い視点、価値観、フィールドを持ち始めているという事です。そしてそれらが自然発生的に起きていることが重要であり、ボランティアなどの現象も根源は同じかもしれません。
また、仮想通過の一手段として有名なブロックチェーンの技術も、一つのコンピュータではなく分散型ネットワークにて管理されているという概念は、やはり個から全体にという視点のパラダイムシフトです。この概念は単に仮想通過にとどまらず社会的財産として発展していくでしょう。
これらは従来のやり方、「いいものを作れば買ってくれる」「給与を上げれば社員は来てくれる」等の根本的価値観を揺るがせているのです(福島光伸)。
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