たしゃうの宴 -2ページ目

明善寺と長瀬家

明善寺

明善寺本堂

明善寺は鐘楼門が岐阜県の指定重要文化財になっています。2階建てになっていて、2階部分に鐘がぶらさがっています。茅葺きの鐘楼で、門という名の通り1階部分は柱のみで通り抜けができます。2階建ての門はあちこちでみていますが、作りが美しいものが多いですね。

美しいだけでなく力学的にも考えて作られているんだろうなあ・・・数百kgもある鐘を支えているんだから当たり前といえば当たり前なんですけど^^;


明善寺鐘楼門

鐘楼門は享和元年11月9日建築開始、竣工時期はちょっとわかりません。鐘は戦後に奉納されたものだそうな。もしかして戦時中は鉄を集めるため一度溶かされてしまったのかな?



明善寺の庫裏
ここの庫裡は徳川末期の建築で150年ほど前のもので3年の歳月をかけて建造されたそうな。入館料300円。

明善寺庫裡

順路はすぐ2階へ行くようになっていました。2階部分は農耕の道具が展示されています。藁をむしろやふくろにする機織り器はよくできてるなあと思いました。構造が簡単なのでこれなら子供でも作れます。


中央にむしろを織る器具


3階はかいこを育てる場所に。1階でいろりに火を入れると熱が上昇して上の方にたまります。その暖かい環境でかいこが育てられます。冬の間もこれで作業ができます。・・・ところでかいこって成長すると蛾になるんですよね・・・あったかすぎてうっかり羽化しちゃってあちこちに蛾が飛んでたり・・・してなかったのかな・・・^^;


養蚕の道具

1階は明善寺の住職さんが住んでいるとおぼしき部屋があります。お住まいの奥の、庭に面した廊下を進んで突き当たりが寺内部への入り口です。「住職の住いですので生活が有ります。勝手にどこでも開けないで下さい」(原文のまま)と張り紙がありました。たくさんの人が開けちゃったんろうなあ^^;

明善寺庫裡廊下

廊下には前住職が作った茶碗がおいてありました。素焼きですが壁が薄くて上品な器です。


お寺内部は富士山の絵がたくさんかけられていました。夜桜の富士山がいちばんよかったな。浜田泰介画伯の書いた日本画です。有名な画家さんなのかな??日本画はヨクワカラナイ・・・
ご本尊は阿弥陀如来。デジカメズームして確認しました。


明善寺を隣の庫裡から見る 明善寺本堂内部

合掌造りの1階にはいろりがあります。その上には木の板? 2m四方のものが天井からかけられていて、いろりの火の粉が直接上の階にいかないようにしてあります。木の板はすすだらけですが^^;

明善寺庫裡囲炉裏


長瀬家
こちらは普通の民家です。お寺ではありません。入館料300円。

長瀬家

長瀬家は260年続く旧家で、初代から3代目までは漢方医でした。1階には薬棚やお膳なんかが展示されていました。どれも立派な作りです。高価だったんだろうなあ。
長瀬家家財道具

屋根は平成13年、80年ぶりに葺き替えました。テレビ取材もきたそうで、そのビデオが流れていました。屋根の葺き替えは村人総出でやるそうな。柱や梁をくくってある藁ひもが見た目にもまだ新しかったです。

長瀬家葺き替えの道具

2階はたらいだとかたるだとかの道具、それから合掌造りの修繕に使ったと思われる滑車などの道具も展示していましたガラス製のランプだとか金属の鍋だとかもありました。当時は珍しかったのかな。

日用品

3階は農作業の道具・むしろ・ざるや冬の防寒着などがありました。いくらお医者さんでも医業だけでは暮らしていけなかったのかな?それとも農作業は料理などと一緒で生業ではなく生活の一部だったのかな?




金沢から白川郷へ

羽田空港→小松空港→金沢市内

2014年6月27日、1週間ほど休みが取れたので今まで通過するだけで立ち寄らなかった場所へ行くことにしました。今回は途中で立ち寄れる世界遺産未制覇箇所も観光します。

金沢・白川郷・賤ヶ岳・竹生島・安土城・観音寺城・比叡山・京都市内を回る予定です。途中伊勢で赤福の朔日餅を食します。結果的には観音寺城・比叡山には行けませんでしたが、これはまた別の機会に行きます。


7:55発小松空港行きの飛行機で出発。羽田空港73番ゲートは遠いです。金沢行きの飛行機はビジネスマンだらけです。


小松空港

デキるビジネスマンはさすがやることが早いです。小松空港についたら手荷物はみんな預けていないらしくさっさと空港の外へ。そして迷わずリムジンバスの券売機へ。金額もみんな覚えているのかすっすと列がすすむ^^; ワタシも一緒に切符を買って金沢行きに乗ります。

定刻より早く9:45頃金沢駅西口到着。写真は東口ですが(

金沢駅

金沢駅ではコインロッカーに荷物を預けて、1時間ほど時間があくのでその間にお買い物。重いしこれからの行程でずっと持ち歩くは紛失する元なので自分用のお菓子だけ買うことにしました。金沢駅構内のお土産用お菓子は非常に充実しています。どれもおいしそうだし見た目が上品です。


金沢市内→白川郷

10:50金沢駅東口から白川郷行きのバスが出ます。

少々切符購入が遅くなりましたが無事出発。乗客は15人くらい。平日だとそんなものなのかな。高速のルートはよくわからなかったけどたぶん金沢市内のICから入ってた気がします。富山県内の東海北陸道まで下道を走ったら1時間少々では白川郷に着かないだろうし。降りたのは白川郷ICかな。
ずっといい天気で空が青かった・・・窓側の席で日焼けしそうだったからほぼカーテン閉めっぱなしで前方の運転席の窓を見ていました。

12:05定刻通り白川郷に到着。
駐車場は思ったより小さいです。観光案内所も小ぢんまりしています。

白川郷到着


観光案内所から荻町の集落に続いている吊り橋が長いです。地面がコンクリートなのでつい橋脚のある橋だと思いがちだけど、そんなものはありませんwなのでゆれるゆれるww私は楽しいけど、高いところや水が苦手な人はきついだろうねえ^^;

長い吊り橋

防火のため放水銃があちこちに設置されていました。この保管しておく建物?も合掌づくり型になっていますwww

放水銃

おみやげの透かし彫りのふくろうがかわいいです。フクロウの首から下の羽毛が透かし彫りになっていて、おなかの中にもフクロウが彫ってあります。手が込でいます。
ほかにもおみやげに合掌造り型のかわらせんべいがありました。430円なり。これは手頃で人気あるだろうなあ。

白川郷せんべい


観光用に個人宅を解放しているところ以外にも、民宿があちこち。

吊り橋を渡った先のお土産屋さん


合掌造りになっているところいないところさまざまですが、だいたい茅葺きになっていたり、茅葺きでなくても屋根の色が茅葺きっぽくなっていたり、壁が板になっていたりと、世界遺産にそぐわない景観のものはたててはいけないことになっているのかなと思わせるものでした。


荻町集落へ

上杉まつり2013 撮影会

勝ちどき合戦は猛烈にアピールすると武将と一緒に勝ちどきあげるほうに参加できるとのこと。去年からやっていたそうで、事前に知っていたひとは宇佐美さんと板垣さんのMCのあいだに再前列ロープ前に待機していました。
「田舎からでてきたんですぅ~!」とアピールしていたおにいさんもいましたw参加できてたのかは不明w


おつかれさまでした!

とのあとは30分間撮影会。信玄も謙信も大人気です。信玄はしょうぎに腰掛けて撮影に応じていました。謙信役のおじちゃんもたのしそう。甲冑武者も刀をお客さんにもたせてくれて撮影。

大人気の信玄公

参加した高校生たちは知り合いや団体で集合写真をとっていました。
山本勘助役のひとがいけめんすぎるっっw

爽やかすぎます

柿崎さん役のひとは間近でみるとすごく若いです!安田さんとツーショット。
高坂隊のみなさんの集合写真を横からとらせてもらいました。
板垣さんはなぜかツイッターのボードを持っていました「なんかわたされてさー一緒に撮るようにってー」だそうです。


ツイッターでも宣伝

ひととおり写真を撮り終えて、16時頃宿へ預けた荷物をとりにいきます。16:20頃宿着。

おみやげはざぶとんピンクと景勝のストラップ。


シナリオはお土産セットに入っていません^^;

16:30頃のバスがあればいいなと思ったけどなかったのでタクシーで駅まで。新幹線は17:42発だったので1時間ほど時間があきました。


昼ご飯を結局食べていなかったので、ここで早めの夕食。米沢牛を是非食べようと思ってたのですがステーキは高い・・・ホテルのディナーで食べればよかったとちょっと後悔しました。。。
手がでないのでちかくの食堂へ。牛鍋定食2000円を注文。米沢牛だったけどここでの牛鍋は脂身と赤身が交互にはいってはいるものの霜降りではなくしましま(  値段相応においしかったけどね!

じゅるり

帰りの新幹線でポメラをひろげたけど、眠気がきて10分くらいで撃沈。宇都宮で遅れていたこまちがおいこすのを待つとのアナウンスで一度目が覚めたがそれ以外はずっと寝っぱなし。やっぱり朝からホテルー神社ーホテルー御廟所ー松川河川敷ーホテルと10km弱?歩いたせいか。鞄も軽くはなかったし、疲れていたんだな。

20時頃東京駅着。おつかれさまでしたー

上杉まつり2013 総懸かり

ここで高坂隊が登場。
待機する高坂隊

上杉軍にやられ気味な武田軍はここにきて押し返します。三献の儀が終わって別働隊は橋を渡って対岸でずっと待機していました。


川を渡る高坂隊

川を猛然と渡ってくる高坂隊。市の職員と一般参加者で構成された隊、敵方ではありますが最高の見せ場です。まだ川の水も冷たいだろうに^^;


両軍入り乱れて


武将役の人たちも迫真の演技。桟敷席のサービスのためか、近くまできて乱闘してくれますw二刀流を演じる人もっww

桟敷席近くで乱闘


ついでに死ぬのも観客席そばw背中の旗指物を確認するとどうやら須田満親さんw死んでる演技なのに写真を摂りに近くに行った人がw観客からは笑いw

近くで死んでるw

総掛かりの前に鉄砲隊が再度演武。1度目と違って今度は上杉方は全員一斉発砲。かっこいい!!
武田方は1砲ずつ。上杉方が全軍総懸かりであることを表現しているんでしょうね。


懸かり乱れ龍の旗が振られ、全軍総懸かりの指示。
総勢800人らしいです。


死屍累々w

合戦のあとは死体がごろごろ(笑)

大将クラスも討ち死にしていきます。今年は両角さんの首は登場しませんでした(笑)
胸に刀さしてるひとやわざわざ観客席の近くで死ぬ人など(笑)
この死ぬ人って事前にきまってるんでしょうか?今年は少なかった気がします。
台本上の〆ナレーションがあったあと、「死体のみなさんは生き返ってください」(笑)やっぱりここでは笑いがおきますねえw

風の冷たい中演じてくれた皆様、お疲れさまでした。

上杉まつり2013 飛び道具

次は弓隊・鉄砲隊が交互に演武。弓隊はあいかわらずかっこいいです。

過去の弓隊演武についてのレポはこちらhttp://ameblo.jp/syausyau/entry-10259960052.html


シナリオを見ると武田側は米沢工業高校弓道部のみなさんが演じているそうです。上杉方は米沢商業高校?遠目にしか見えませんでしたが全員高校生っぽかったです。

弓隊スタンバイ

矢に赤い発煙筒をつけて射ています。事前に練習しているようで、ちゃんとかっこよく弧をえがけていますが・・・・発煙筒の有効時間がどうやら10秒くらいしかない様子。打ち起こしで火をつけるので、だいぶ急がないと空中で煙が出せないんだろうなあ。


発煙筒の有効時間が短そうだ


それでも各陣6人?×2組のうち2人ずつくらいは煙で弧を空中に描けていました。見栄えがしていいね!
あのあとちゃんと矢ひろったんだろうか・・・気になる(


こんなかんじにできたらいいね!

鉄砲隊の演武は音がすごいです。何度見ても迫力があります。空気が圧縮されている!って感じです。これも各陣営7ー8人ずつ。
順番に1人ずつ発砲していきます。


鉄砲隊演武



柿崎隊から突撃。全力疾走!

超ダッシュする柿崎隊

リハーサルでは「本番ではその5倍の元気でやってください」と言われていました。
またチャンバラは「本番じゃないから軽くねー」なんて言ってましたが、本番はみんなわーわーやってます。楽しんでそうでいいなあ。

槍隊も超ダッシュ

槍は扱いが難しいのか、剣みたいに打ち合わせるのが精一杯なようで、ふりまわすところまでいってなかったなあ。まああんまりふりまわすと危ないけどw演じているのは高校生ですし。


一進一退の攻防

三太刀七太刀では三太刀目で謙信の馬が急にやる気をなくしてしまったようで、歩いての打ち合わせになりました。まあ動物相手だからしょうがないよね!ちゃんと立て直したお屋形さま役の人はすごいです。このために乗馬の練習もしているんだろうなあ。

上杉まつり2013 三献の儀と武禘式

14時になり合戦開始。
開始に先立ち、上杉方から色部さん・武田方から板垣さんが挨拶に。「これから合戦やるけど史実に忠実にやるよーただのチャンバラじゃないよーみんなすみからすみまで楽しんでってねー」(意訳)


伝令の馬

村上義清の援軍要請の馬が登場。

武田軍は三献の儀。いつも上杉方から見ていたので三献の儀はよく見えませんでした。今回はオペラグラス完備です。戦奉行の板垣さんは司会。甘利さんはひしゃく、内藤さんはお盆を持ってお供えしているところまでばっちり見えました。信玄がこんぶだか栗だかをもぐもぐしているところも。ついでに杯にお酒を板垣さん?(台本では甘利さんっぽい)からお酌してもらい、飲んで3杯めに地面に打ちつけて割るところが割れずにはねてしまったところもwww

このあと合戦が行われるので、割れてしまう材質のものでやると破片でけがする可能性があります。きっとお皿はプラスチックなんだろうなあ。


信玄の兜をつける儀式もやってました。あれ自分で装着するんじゃなくておつきの人がやるんですね。今日は寒かったからいいけど、気温高かったら暑いだろうなあー。毛もじゃもじゃついてるし。

武田方が儀式をしている間に上杉方は進軍して武禘式の行われる桟敷付近に移動。
武田方は三献の儀が終わると高坂・飯富・馬場・小山田隊は橋を渡って対岸へ。武田は本陣は8000、高坂にあずけたのは12000。半分以上高坂に預けていたんですね。


橋の上には対岸へ移動する高坂隊

その後上杉方は武禘式。こちらの数は18000。ウィキペディアによると善光寺留守番組は5000で戦場に行ったのは13000です。
昨日のものは二十八将フルバージョンでしたが今回は出陣する10人のショートバージョン。でもちゃんとお屋形さま印結んでる!

武禘式ショートバージョン

宇佐美さんから水入れてもらう直江水原柿崎他の武将たち。柿崎さんは毘の旗も受け取って出陣。


毘の旗を受け取る柿崎さん

上杉まつり2013 合戦前

12:30松川河川敷到着。まわりを写真撮影。まずは桟敷対岸へ。ここはあとで高坂隊が布陣する場所。まだ席取りしているひとは10人くらいでした。


高坂隊が降りる階段

橋の上もまだ人が通行しているだけで席取りしているひとはいません。桟敷側の岸には「日本一の米沢牛」の文字が黄色い水仙でつくられていました。この日にあわせて開花するように植えたんだろうなあ。


日本一の米沢牛


文字のあたりを降りて川の方に行くと仮設トイレと物販コーナー。昨日テントが途中まで組んであった場所です。
出店

かねたんと景勝のきぐるみが出迎えてくれます。
ゆるきゃらs

今年は戦国IXAのブースがありました。この絵は私も好きです。謙信かっこいいです。こういうところでは敵味方関係ないですねwww
ご当地ヒーローはアズマンジャーというそうな。正しくはYOZAN戦士アズマンジャー。赤青黒の3人組です。黄色やピンクはいません(

http://azmanger.com/index.html

公式HP。テーマソングもあるらしいです。


ブースではTシャツやらのぼりやらが売っていました。郵便局も出張してました。去年の上杉まつりのフォトコンテストで入賞した作品が切手シートになっていました。こういうのはいいですね。80円切手10枚で1200円。


異国の人も参加

武田軍には外国人参加者も。後のアナウンスによると、武田方の高坂隊?には市役所職員や在住外国人や一般参加者がまざっているそうな。川を渡るのはいわば花形。かっこいいもんなー地元高校生は川を渡らない雑兵。でも勇敢でしたよ!

どうでもいいけど武田のほうが強そうです。赤い甲冑が強そうに見せるんでしょうねえ^^;


三太刀七太刀撮影中

事前に三太刀七太刀のシーンを報道機関向けに撮影。私も望遠で撮影したけれどお屋形さまや信玄の表情はとれず;;謙信の馬引きの人ばかり目立って撮れてしまいます;;難しいなあ。


合戦の前に観光大使に委嘱された眞島秀和さんの委嘱状交付式が行われました。しらん人だ・・・天地人のときと違って撮影禁止にはならなかったのはあんまり有名な人じゃないからだろうか・・・

今回ワタシは桟敷席で観戦。左隣は歴男のようでワタシ同様オペラグラスとデジカメ完備。右隣は異国の人。英語圏の人でした。もってたのはデジカメだけだったみたいだけど、見たかんじPDAファイルが見られる機械っぽかったです。

上杉まつり2013 御廟所

稽照殿から帰ってきて荷物を作って11時にチェックアウト。そのままホテルに荷物を預けて13時頃の川中島合戦の時間までどこかでふらふらすることにしました。
本当は昼食をとる予定だったんですけど、ランチの時間は11:30からの店が多く、また米沢牛をどうしても食べたかったのですが朝食をがっつり食べてしまいあまりおなかが減っていませんでしたので、2時間近く散歩をすることに・・・どうせならと廟所まで歩いていってみました。


廟所まではホテルから1.5kmくらい。歩いても20分そこそこ。このぶんだと朝の散歩の時にくればよかったと思いました。


御廟所

まずは歴代ご当主に挨拶。ここでも受付で拝観料300円を払った際にご朱印帳を見てしまい・・・持ってこなかったことを心底後悔しました。他の人のご朱印帳?に書いてあった部分が広げておいてあって・・・・「廟」の字がかっこよすぎて見入ってしまいました。ご朱印帳を売っていたら帳ごとほしいと思っちゃいましたよ・・・


御廟所境内


謙信公の廟所

賽銭箱の手前に焼香する灰がありました。手をかざすとほんのりあたたかかったので、火種はずっとついているみたいです。右上にあった焼香をひとつまみして中央のあたたかいところにぱらぱら×2。「ヲタクで歴女で腐女子ですがおじゃまします」
何宗かはわからないので作法は失礼ながら適当orz

鷹山公の左にはちいさな墓があります。鷹山公の子供のお墓です。

謙信公廟所の碑

ここでもデジカメズームが大活躍。謙信公の廟所に石碑があって、文字は「上杉輝帝 公之閟宮」

以前からなんて書いてあるのか気になっていました。しっかり確認出来て満足ですw


廟所の右側、奇数代の領主側にはまだ雪が残っていました。雪がとけてじめじめして、いかにもお墓!って雰囲気でした。当然ながらほこらは木造なんですけど、毎年大量の雪が降って湿気が多く、その水分だけで木が腐りそう&液体が凍って膨張して木が割れそうなのに、大きな損壊もなくそこにあることが、日本人の英知と建築技術はすごいなあと思わせます。もちろん何度か立て替えはしていると思いますが。


廟所西口バス停で11:56の循環バス右回りを待っていたのですが、なかなかきません。よく見ると本日は上杉まつりのため4便5便は運休とのことorz タクシーを使うにしても行った先でまた時間をつぶすことになるので、もう歩いて松川河川敷にいくことにしました。

30分2.5km歩いて河川敷に到着。そばにあったステーキ屋は行列。私もそこで昼食べようと思ってたんだけどな。帰りに見たら札がドアにさげてありました。内容はよく見えなかったけど、おそらくは肉がなくなったので本日は閉店、だったんだろうな。

上杉まつり2013 稽照殿

一夜明けて5月3日。チェックアウトは11時ですので荷物をホテルに置いたまま、9時頃散歩に外出。


たしゃうの宴-上杉神社前桜

御廟所に行こうと思っていましたが、本日は祝日なのでバスは運休。急遽行き先を上杉神社へ変更。お堀の桜が満開です。
出店をひやかしながら境内へ。途中馬とすれ違いました。この馬は後で何度か行列で目撃しました。おとなしそうな馬です。境内には天地人像がたてられていました。景勝と兼続が仲良く話し合ってる像です。

たしゃうの宴-天地人像

鷹山公の像も変わらず。

たしゃうの宴-鷹山公立像

参拝者はたくさんいてお参りするのにも20人くらい列になっていました。

たしゃうの宴-上杉神社参道

たしゃうの宴-上杉神社拝殿

以前きたときにあった式年遷宮のおみこし?はありませんでした。どうやら行列に参加していた様子。
ここで御朱印帳を持ってくるのを忘れてしまったのを後悔;;あんまり来る機会ないのになあ;;

たしゃうの宴-稽照殿

参拝したあとまだ時間があったので以前人の列がすごくて入れなかった稽照殿へ。入場料400円。
愛の前立てはどうでもいいです( 

以下内部は撮影禁止なので文章のみです。


鎧甲はまあこういうところにはありがちですが、入れ物も一緒にならべてありました。鎧甲は今でいうと晴れ舞台の衣装ですから大事にしまっていたはずです。やはり入れ物も重厚な質感でした。

注目すべきは謙信直筆といわれる書。たけたはるのふあくきゃうの~(武田晴信悪行の~)と書いてあります。ひらがなメインで一部カタカナちょこっと漢字で、私にも読めました。上越で聞いた説明だと謙信は筆無精で、あまり直筆の書は残っていないそうなのですが、これは直筆???真偽のほどはわかりませんが、これをみる限りだととてもきちょうめんだったのかもしれません。仮名ひとつひとつがちゃんと読めます。書の流派はよくわかりませんが近衛流の見事な書、らしいです。


三太刀七太刀の図が書いてある屏風もありました。私はこういう日本画はあちこちで見ているので探し方だとかはわかりますが、若い人やあまりこういうのを見ない人はわかりにくいんでしょうね。大学生らしい団体6人組?が「謙信どこ?」「右の屏風の右から5枚目中央だってさ」「これのどこかにいるんだろ?」「これかなあ」「名前かいてないよ」「白い馬にのってるんだっけ?」・・・いまいち確信が持てない様子。信玄が軍配で謙信の刀を受けたってエピソードを知らないとわからないかもしれません。


鷹山公の小さいときの袴も展示されていました。このとき上杉家の財政は逼迫していたはずなんですけど、高級そうな生地を使っています。子供にかける期待の大きさがわかります。ただ鷹山は養子で、生まれは日向高鍋藩で、10歳のときに第8代藩主の上杉重定の養子になっています。この袴は日向藩で作られたものなのかも。

上杉まつり2013 撮影会と夕食

武将のみなさん、サービス満点です。

たしゃうの宴-お館様

お屋形様は写真撮られなれてますねえ^^近くでみると優しそうなおじちゃんです。
武将のみなさんも刀をぬいてお客さんに持たせてあげて撮影に応じていました。後ろの旗を撮っているのか鎧を撮っているのかわからない腐女子もいましたが(


お客さんのほうも刀の構えかたを研究しているとそうでないひとは映りが全然違いますねえ。これは決めポーズちょっとでいいので事前に練習しておいたほうがいいです。


たしゃうの宴-写真撮影

あまり会場の奥の方にはいけませんが、手前にあるものは撮影自由です。このときにおそなえものや篝火を撮影。寒かったので手があいている武将さんたちは篝火のまわりで暖を撮っていましたw
往年のミラジェンヌたちの熱は落ち着いてしまったのか、4人?5人?そろっての撮影はみなさんまったりです。まあ私がいたのは3人+お屋形様のところまででしたがw 20年も前の作品だしね^^:


たしゃうの宴-撮影会場


宿へはここから1.5kmほど歩いて帰ります。寒かった・・・夜8時ともなるともう店もしまっていて人通りも車通りもすくなく、夜はみんなさっさと家に帰っちゃうんだなあと思いました。

河川敷近くのおそばやさんで本日の夕食。しょうゆだしで餅が2つ入ったおそば。時間がたってもお餅が水っぽくならないすごいおそばです。ボリュームがあってお腹にたまり、翌朝まで何もつままずに過ごせました。

たしゃうの宴-夕食のもち入りうどん


20年前に入って、電車の時間が迫っていたためにあまり味わえずにでてしまったおそばやさんでしたが、今回はしっかり最後まで味わいました。餅の味はかわっていませんでした、たぶん。

宿に帰ってからは風呂に入って体をあたためて、明日の行き先を地図で確認し、2時間くらい風呂場でのんびりしていました。あがってからはパソコンをつないでRO。あまり狩りはできずに眠くなってしまったので12時過ぎに就寝。ポメラに記録したかったけどあまりできなかった・・・