頑張り続けていることが、10個あったとしたら

出来ません!って手放して、頑張り続けなければいけないことを1個か2個まで減らしても大丈夫でした

 

昨年から、家族の闘病、それにまつわる色々な出来事、愛犬の闘病と旅立ち

 

その中で、全部全部頑張らないと

今までの恩返ししていかないと

頼まれたんだから、嫌でもやらないと(自分さえ我慢すればいい)

 

何もかも一人で頑張って、

助けてくださる方たちの、「頑張りすぎないで!」「休みなさい」「自分を犠牲にしちゃだめ」

と心配してかけていただく声も「大丈夫だから」と無理を重ね…

 

で、心がどうにもならなくなった時にご縁を頂いた方に

「平気な顔するからいけないのよ!だからできない無理もやれって言われるでしょう?

無理なものは無理、嫌いなものは嫌いでいいのよ

親子、兄弟だって、どうしようもないものはあるのよ」

「どうしても考えてしまっても、考え続けないで、一旦考えることやめなさい」

と諭していただき、自分を守るための身の整え方を教えていただき、

その日から、欠かさず、これだけは自分の為!と続けられたことが、「できません!」って言えるようになれたきっかけだと思います。

 

「一人で、在宅介護なんて できません!

仕事を辞めて、自分の為だけに尽くせなんて介護はできません

24時間 仕事も介護も手を抜けなければ倒れます

仕事辞めたくありません。介護が終わった後も、私も生きていかなきゃいけないんです

私が倒れたら、誰が私の代わりをしてくれるんですか?」

 

そうしたら、じゃあどうすればいいかな? こんな方法は?と、別の道を一緒に探していただけるようになりました。

それまでは「覚悟がないからできない」「やるって言ったでしょう」としんどい方向にしか動かなかったことが

一つづつ、重荷を一緒に支えていっていただける方向に変わっていきました

 

「お部屋あきました。私共のホーム(サ高住)にお任せいただけますか?

ホスピスの理念を持った病院が経営しているため介護も看護も訪問リハビリの体制も整っています。」

申し込みの翌日に頂いた電話に、どれほどありがたく感謝したことか

 

「方法はあるから、諦めないで」

「申し込みを頂き、検討会議で何とかお受けできないかと相談しました。

残念ながら私共のホームでは、夜間の看護体制が整わず、医療処置が多い方はお預かりできませんが、

何かお手伝いできるととはありませんか?」

と、一緒に可能性を探してくださった、いくつものホームの相談員の方々。

 

根性で、自分で動かなければ、事は動かないけれど

本気になった時には、たくさんのサポートもいただけて、後押しもして頂けます

 

だから、すべてをお一人で抱え込まないでください

 

私は、出来ないことは親不孝、恥ずかしいこと、

周りの人の声、評価にすごくおびえていて、無理押してでも頑張ろうとしていました

 

無理を重ねることで、いろいろなことがどんどん歪んで、苦しくなって、自分を壊しそうになりました

関係も悪くなったし、ものすごくドロドロした気持ち、抑えきれなくなりました

 

助けてっていう事も、出来ません、無理ですっていう事は 恥ずかしいことではないんです

 

言えなくて、大事なもの、大事なことを、いびつに壊していくより、自分をまず、助けてあげてください

 

家族や親せきが分かってくれないなら、ケアマネジャーさん、ご友人、ぱっと頭に浮かんで「この方なら」と思う方に助けを求めて、出来る範囲でご自分を助けてあげてください

 

 

いま、私は、一山乗り越えることができて、

どうしても頑張らないといけないことの他に、あてもこれもと頑張らなきゃと自分を追い詰めることは少しお休みを頂いています

(お休みくださいとお願いする事もご迷惑をおかけするのではないかと葛藤ありましたが、意外と言ってみると、大丈夫でした)

 

体力、気力戻すために、ホームに洗濯物を取りに行ったり、通院介助以外は

いつも通り仕事して(無理は引き受けず)、

食べて、ひたすら寝て、好きな本を読んで、少しスクワットして、近所の大好きなお寺社に伺ってぼーっとしています