・ 逢引の 言葉の響きの 心地よさ 八十路の吾にも 春は来るらし

 

・ 野仏の 赤き前垂れ 真新し 遍路の古道に 早蕨萌ゆる

 

・ 目に浮かべ 確かめ確かめ 巡る旅 妻逝きて早や 一昔にも