・山頂に登りつく途中
いつまでも人を見て「気に食わぬ」と言う気がするのは、
相手が悪いよりは、自分に一種の先入観や、一定の尺度が有って、
自分決めの善の標準や尺度に異なる者を、皆「悪い」と独断する癖があるからである。
其々の人々は、それぞれの道を通して(それは今行く道は間違っているかも知れないが)そのような道を通れば、
このような結果のなるということを体験を通して勉強をしつつあるのである。
或る人の現在の状態は、決して、その人の最後的な状態ではないのである。
それは「実相」の山頂にたどり着くための途中の登山道の風光にすぎないのである。
やがて彼も「実相」の山頂に登り詰める時がくるのである。その事を信じて、その人の為の祈りましょう。