・実相を祈り顕す
常に実相の完全さを祈り念ぜよ。
人の悪口がゴシップの話材に出た時には、皆と一緒にその人の悪口を言うことなく、
静かに「彼も神の子であり、神性が宿っているのであるから、今度はきっと善い事があるに相違ない」
と念じてあげるがよい。
人が病気にかかって苦しんでいると言う事を聞いたなら、
「神はその人を護りたまうて病は最早や消えてしまったのである。」と念じてあげるがよい。
これが実相を祈り顕すということである。
自分と誰かとの間に誤解があって争いや葛藤がある時に、それを解決する道は、先ず自分の心を平和にして
「彼と自分とが神の愛に包まれて完全に調和していて、互いに何らかの誤解も争いも存在しない」と念ずるがよいのである。
心の奥底に、この平和と調和の念が深く打ち建てられたら、自然に現象界の紛争は解決せられることになるのである。