弘済会報

 

2011  ・ 蝉時雨 打たれる内に 雑念が 消えて涼やか 今日の座禅は

      ・ ポケットに 病後の妻の 細き指 絡ませ巡る 雪まつりの夜

      ・ 備中の 五重の塔は 春風に 揺れるレンゲの 海に浮かべる

 

2012  ・ 夜更けまで 小樽の寿司で この旅を 妻と二人で 味わう幸せ

    ・ 真夜中も いつしか過ぎ行く キャンプの夜 友との語らい 尽きることなし

    ・ 我が宿に 転がり込みし 友は今 会社を興し 古希を迎える