平成26年5月29日

 

・ 泣きじゃくる 妻の背中で 吾れも泣く 末期の癌と 告げられし夜

 

・ 傍にいて 只それだけで好いと言う 妻の寝顔は 安らかなりし

 

・ 今度もね 貴方と一緒に なりたいと 言いつつ妻は 吾が指弄る

 

・ 沈丁花 薫るこの道 吾が腕を 杖にし君は 早七回忌にも

 

今日、メールでこの短歌を送信する。すぐに3人の子供たちから、メールが届く。

不思議に満たされた気持ちになった。子供たちに感謝、感謝の一日になった。

今宵の酒はさどかし旨いだろう。