般若心経  その2

舎利子 色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 受想行識亦復如是 

 舎利子・・・弟子の名前
 色不異空・・・物質は空と異ならず。
 空不異色・・・空は物質と異ならず。

 色即是空・・・物質そのまま空なのだ。物質は有るように見えているが本来無いのです。
 空即是色・・・空無そのままに物質なんだ。何にも無い空のように見えているが、物質は有るように見        えているだけだ。

  肉体も物質も何もないそのままに私たちはここにおるのです。
  ここに生きている自分は、空そのままに物質であり、空そのままの肉体であり、肉体そのままに空   だ、とするとここに生きているものは何かと言うと「ここに生きているのは物質に非ず、肉体に非   ず、ホトケである。」そして一切の縛りが解かれた状態が現れるのです。佛とはホドケルと言うこと  です。


 受想行識亦復如是・・・
  受・・感覚器官、見たり聞いたり匂ったり触ったりしたこれらは
  想・・有ると思う想う
  行・・意志行動
  識・・統一する意識、意識の主体たる所の我
  亦復如是・・これらも同じように。

  見たり、想ったり、行動したりする我もかくの如く有るように見えるが、そんなものは本来無いのだ。