今日の言葉

 「相手を善くしょうとして欠点を探すな」 


 相手の欠点をとらえて直そうとしたことが人類の大きな間違いだったと谷口先生の言葉があります。 

 生長の家では、この世は全て自分の影という教えがあります。

 相手に現われている姿は、実は自分の心が現われた結果だと教えてくれています。


 
 aさんの事をbさんは嫌いと。cさんは好きだと言う場合があります。

 この場合、aさんは良い人なのでしょうか? 悪い人なのでしょうか?


 実はaさんの姿の中には善いも悪いも無いのです。

 bさんの心の中にaさんを悪と見る心があるだけです。

 cさんの心の中にa さんを善いと見る心があるだけです。

 
 例えば、酒飲みの人がいます。

 奥さんは、酒飲みで家のも帰ってこない困った主人だと言います。

 友だちは、楽しい酒を飲んでその上付き合いのいい人だと言います。

 この酒飲みの人は良い人なのでしょうか? 悪い人ののでしょうか?



 酒を飲むことは善でも悪でもありません。

 その人を見るこちらの心の中に善も悪もあるのです。

 自分の都合で(我)善も悪も創っているのではないでしょうか?


 全てを善と見る心が有れば自分の環境には善が現れる事になるのです。


 この世には因果の法則があります。原因があれば必ず結果が生まれます。結果はすぐに現れない場合があります。

 あの人は善い人だと観れば(因)必ず善い人となって現れます(果)


 あの人は悪いからなんとかして良い人にと思いますが、ここに大きな落とし穴があります。

 あの人は悪いとみている以上、それが因であるのですから、善い人になりません。

 あの人は良い人と見るから(これが因です)良い人が現れてくるのです(果)


 自分の心の中に全て「善し」と受け止めれる心を養えば、全て善いことが現れてくる事になるでしょう。

 罪を憎んで人を憎まず。

 レミゼラブルのジャンバルジャンも神の子と司祭が観てくれたからこそ善人として立ち直る事が出来たのでしょう。

 何があっても善しと観れるようになりたいものです。
 
 自分が鬼でも周りが善で有れば極楽です。
 自分が仏でも周りが鬼であれば地獄なのです。