平成16年

寛  今朝もまた 授産所の人と 声交わす はじける笑顔に 至福を感ず

京子 子供らの 頼みの綱は 妻にして いつも明るく おおらかにあり

浩之 現地語も 分からぬままに 東欧に この夏もまた 一人旅行く

恵久 職場では いつも明るく ふるまいて 皆より好かれ 今日も出かける

雅裕 土日にも 部活に出かける 我が息子 今が青春 真っ只中

郁恵 暇見つけ 友を求めて 出かけ行く 遊びに夢中も 今のうちかも


         平成17年

寛  青春の 想い出詰まりし 尾瀬の智を 再び友と この夏に行く

京子 銀婚を迎え来れしは 只ただに 妻の明るさ ありて今日あり

浩之 初任給 文と花束 贈り来る 息子の前途に 幸多かれと

恵久 今日もまた 笑顔一杯 振りまいて 職場の友に 握手を求め

雅裕 腰痛を 整体覚え 乗り越えて ハンドボールを 喜々と始める

郁恵 休日も テニスコートを 探しだし 遠くまでも 出かけておりし


         平成19年

寛  四十年 前に眼にせし あの紺碧(あお)き 摩周湖が見たくて 妻子と訪ねん

京子 この十年 喧嘩も忘れし 我が家庭 一重に妻の あの高笑い

浩之 青年の 船でアジアと アフリカと 巡りし親善 三月(みつき)の渡る

恵久 人来れば 真っ先駆けて 玄関に 笑顔と握手で 客を迎えり

雅裕 念願の 大学生活 満喫せり 昼は部活に 夜はバイトと
郁恵 祖母よりの 小遣い欲しさに 習ううち ついに取りたる 踊りの名取り



平成20年

寛  年番の ライダーとなりて 退職後は 北の大地を 夢見る我よ

京子 研究会 多くの人の 手助けで 発表終えたり 感謝に感謝

浩之 「お父さん」「結婚するよ」と 告げし君 喜々と弾みし 君に幸あれ

恵久 今日もまた すてきな笑顔 振りまいて 小さき我が家を 笑いが包む

雅裕        部活を始めたと 言いし君 君に適した 道を見つけよ

郁恵 受験生 やっと目覚めたか あと三月(みつき) 時間を惜しむ 姿が見えだし
  



         平成22年

寛  バイクにて 北の大地と 四国時を テントを持ちて きままに旅せし

京子 教え子が グラチャンバレーで 活躍する テレビ見ながら 当時を偲ぶ

浩之 仕事では あるが海外 飛び歩く 異国の民との 親善深めよ

恵久 自己出張 嬉しくはあるが わg天間の 見極め難し この一年

雅裕 仕事にも 自信持てたか 電話での 声逞しくて 頼もしくもあり

郁恵 豪州で コアラを抱きて 感動する 体験留学 十日の旅で


      
         平成23年

寛  蝦夷の地で 若者相手に くだを巻く 己の人生 熱く語りし

京子 激動の 一年でありし 昨年は 今年はゆったり 感謝の日々を

浩之 最高の 伴侶を娶り 歩み行く 君の人生 輝きており

恵久 我が思い 身体で言葉で 表現する 君の人生 逞しくなり

雅裕 早二年 仕事に余暇に 喜びを 持ちて人生 楽しみており

郁恵 キャンアスに 自由に描けよ これからは 君の人生 君のその手で


寛  ポケットに 病後の妻の 細き指 絡ませ巡る 雪祭りの夜

京子 吹っ切れし 君の笑顔は 穏やかで 悩み苦しむ 生死を超えて



         平成24年

寛  感動と 感謝にあふれた ボランチィア 宮城の地での 人のぬくもり

京子 退職し 余暇が生まれて 大好きな ママさんコーラス 楽しむ日々を

浩之 友だちへの 披露も終えて これからは 二人で歩め 幸せの道

恵久 この頃は シュートステーに 慣れた来て お陰で夫婦の 時間が持てり

雅裕 仕事にも 余裕が生まれ 余暇時間 旅を楽しむ 優雅な日々を

郁恵 かくまでも 学生生活 楽しきか 部活にバイトに 休む暇なし



         平成25年

寛  二年ぶり 北の大地を 駆け巡る 花と砂金に ロマンを求めて

京子 病癒ゆ 二年前には 夢の夢 妻は愛おしく 初孫を抱く

浩之 転職し すぐに海外 常駐と こkで示せよ 君の力を

恵久 客来れば 真っ先駆けて 手を伸ばし にこにこ笑顔で 握手を求める

雅裕 転宿し 慣れぬ仕事に 精を出す 己の人生 切り開いて行く

郁恵 友多く 休みの日にも 青春を 大いに楽しむ 花の女学生



         平成25年

寛  つつがなく 古希まで来れしは 只ただに 妻の優しさ 子の楽しみで

京子 デジフォトに 届く写メ見て 眼を細そむ かくも可愛き 初孫の笑顔

浩之 パパとなり 初と名付けし 愛し子に 幸せもらい 只ただ感謝

恵久 ほっぺにチュ 仕事に出かける ゴーサイン 我が家の天使 恵久君

雅裕 転職し 慣れぬ仕事に 精を出す 輝く人生を すぐそこに有り

郁恵 父さんと 母さんの子で よかったと 二十歳の節目に メールが届く