ガンのセルフヒーリング(自然治癒)  ハーマイオニ・エリオット著

 第一章

・世界が調和して行くためには。お互いの違いにばっかり目を向けないで、

 人間としての共通の認識にたって、違いをふまえた上で理解し会う事が大切です。

・この本に書かれている事は、生活の質を向上させ、

 それによって身体に自然に備わっている治癒力を増強させる。セルフヒーリングのプロセスです。

・ガンにたいしてなす術が無い状態から前向きに病気と闘おうとする気になるという変化は、

 患者ばかりでなく医者にとっても嬉しいことです。

 どんな病気になっても、患者が良くなろうとする意志を持つことが、

 回復を促す大切な要素であることは言うまでもありません。

・東洋の癒しと言う概念には、

 人間の身体は常に調和を保つように自分自身で自らをいやしていくと言う認識があります。

 病気とは、身体がおかしくなった状態と言うよりも、

 より調和の採れた健康な身体に成ろうとしている過渡的な状態であると考えます。

 医師の役目は、患者の身体の自然治癒力を高めるために、患者の状態を観察します。

 患者は身体と精神の呂面で癒しが最大にすすんで行くような環境を作る努力が望まれます。

・癒されると治療の違い

 ・治療は外から施されるもので、病気を根絶する目的で、なんらかの手段を使います。

 ・癒しは、内部から起こるもので、患者自身の中である変化が起こって、

  それが健康状態に直接インパクトを与え、

  それによって身体、感情、魂のいずれかに変化が持たされます。

・自分がガンになったのは、発散されなかった悲しみや、

 閉じこめられていた罪の意識や覆い尽くされた恐れが積み重なった結果だと言う事が分かりました。

 患部切除することは、長期にわたって有効な最終的な解決法でないように思えます。

 手術をすればしこりを取り除くことが出来ても、

 悲しみや罪の意識や恐れを取り除く事は出来無いかもしれません。

 それなら、悲しみや恐れはどこに行くのでしょう。

 しばらく潜伏して、それはまた他の場所へ移転すれだけだと私は確信しました。

・ガンは、肉体だけに原因があて起こっているのではなく、

 身体と此処と途魂が総合的に絡まって引き起こしているのだと感じました。

・最近、日本でも自然治癒力を高める方法を実践している患者がふえており、

 ガンは克服出来る病気であることが証明されてきております。

・健康な人の身体でも、常にガン細胞は造り出されていますが、

 身体に備わっっている免疫系によって破壊されているのです。

 それが悪性腫瘍にまで発展するのは、

 身体を護っているこの防御の仕組みが十分の動いていないからです。

・ガンは細胞の組織の病気であって、細胞そのものの病気ではないのです。

・ガンになった事が、

 人間として成長する上で予期しなかった程大きな転換になったと言う患者が沢山います。

 34歳の時にガンを宣告されましたが、

 「ガンは私に生きる力を与え、人生の本当の意味を教えてくれました。

 ガンはそう言う意味で私のとって有り難い存在になり、

 ガンになった事を受け入れれるようになりました。

 最初にガンであることが分かった時の私には想像も出来なかった事ですが、

 今の私はガンになって良かったとすら思っています。