2017年のRIZINでの激闘(堀口選手の肩固めによる一本勝ち)から約8年半。ついに世界最高峰のUFCの舞台(フライ級5位の堀口恭司 vs 2位のマネル・ケイプ)でリマッチが実現しますね!
明日(日本時間2026年6月21日)の決戦を前に、格闘技界の専門家やファンの間でも非常に熱い考察が飛び交っています。この試合の重要なポイントをいくつかの視点からまとめました。
試合の命運を分ける3つの考察ポイント
1. メインイベント「5分5ラウンド」の影響
今回の試合はメインイベントのため、通常の3ラウンドではなく5分5ラウンド(25分間)で行われます。
-
堀口選手の優位性: 堀口選手はBellatorやRIZINの王座戦などで5ラウンドマッチを何度も経験しており、試合全体のペース配分や後半への修正能力(引き出しの多さ)において圧倒的な実績を持っています。
-
ケイプのスタミナと爆発力: ケイプはフィジカルと爆発力が凄まじい反面、5ラウンドにわたって堀口選手の出入りに対応し続けられるかが課題です。ただ、青木真也選手などが警鐘を鳴らすように、「ストライカーの圧力に5ラウンド晒され、足が止まったところを捕まる」というリスクも堀口選手側には存在します。
2. 「Meta APEX(狭いケージ)」という特殊環境
今回の会場となるUFC APEXのオクタゴンは、通常の会場よりもサイズが狭い(直径25フィート)仕様です。
-
ケイプに有利な点: スペースが狭いため、堀口選手が得意とする「遠い距離からの爆発的な踏み込み」やラテラル(横)への移動が制限されやすくなります。近距離での打ち合いに持ち込みたいケイプにとっては、距離を潰しやすい絶好の環境と言えます。
-
堀口選手の対策: 後ろに真っ直ぐ下がるとすぐにケージを背負ってしまい、ケイプの強力な右の強打を浴びる危険性が高まります。そのため、サークルエスケープを徹底するか、逆に狭さを活かしてケイプをケージに押し込む(クリンチ・テイクダウン)展開を作れるかが鍵になります。
3. テイクダウンとスクランブルの攻防
2017年の対戦時、ケイプは堀口選手からテイクダウンを奪うシーンも見せましたが、最終的にはグラウンドの展開で極められました。
-
現在のケイプはUFCの上位戦線で揉まれ、テイクダウンディフェンス(防衛率)が劇的に向上しています。堀口選手が打撃のプレッシャーを分散させるためにタックルを混ぜた際、ケイプがそれを切って鋭いカウンター(特に相手が踏み込んできた瞬間への迎撃)を合わせられるかがストライキングの展開にも影響を与えます。
🔮 展開予想のまとめ
-
序盤(1〜2R): ケイプの鋭いカウンターとプレッシャーが最も危険な時間帯。堀口選手が不用意に深く入りすぎると被弾のリスクが高まります。
-
中盤〜終盤(3〜5R): 堀口選手が足を使ってケイプを削り、ケージ際やグラウンドの展開も混ぜながら試合を完全にコントロール(修正)し始めるかどうかが勝負の分かれ目です。
大方の予想では、総合力と経験値で勝る堀口選手の勝利を期待する声(判定、あるいは後半のフィニッシュ)が多いですが、狭いケージという条件を含めてケイプの一発の怖さは過去最高と言えます。UFCフライ級のタイトル戦線に直結する歴史的な一戦、本当に目が離せませんね!
