秋の京都・奈良を散策していきます。3日目です。
比叡山から下山し、バスで南禅寺に向かいました。
南禅寺は臨済宗南禅寺派大本山の寺院です。
京都五山および鎌倉五山の上におかれる別格扱いの寺院で、日本の全ての禅寺のなかで最も高い格式を持つ寺院です。
重文の三門から見ていきます。
現在の三門は1628年、藤堂高虎が大阪夏の陣に倒れた家来を弔うために再建したものです。
歌舞伎では、石川五右衛門がこの三門の上で「絶景かな、絶景かな」と大見得を切りました。
南禅寺の別院のひとつで、素晴らしい庭園を味わえます。
菱形の畳石が特徴的です。
枯山水庭園を楽しめます。
奥には池泉回遊式庭園もあります。
今回の京都・奈良紀行で最も感動したのはこの天授庵の庭園だった。
法堂は公式の法要が行われる場所であり、南禅寺の中心となる建物です。
現在の法堂は1909年に再建されたものです。
天井には今尾景年の大作と云われる幡龍が描かれています。
赤煉瓦のアーチを思わせる水道橋は、琵琶湖から引いた水道です。
生活用水、工業用水、水力発電などに利用されてきました。
今は南禅寺の古めかしさになじんで、一種の美を湛えています。
若者たちを観察していると楽しい。
南禅寺から歩いて永観堂に移動します。
永観堂は紅葉の名所として名高い寺院です。
講堂入り口です。
ここから諸堂は回廊ですべて繋がっていて、歩いて回っていけます。
最大の見どころは阿弥陀堂のみかえり阿弥陀様です。
この岡島のような、あっち向いた阿弥陀さまが名物です。
放生池が煌めいて美しい。
高台に多宝塔があります。
池の向こうから眺める多宝塔がいいですね。
これで京都観光はおしまいです。
秋の京都は決定的に素晴らしい、ということが今頃わかった。