先日、職場で健康診断を受けたときのこと。
内科検診の部屋にはいると若い先生が座ってました。

私の問診票を見て、
「脊髄炎をされたんですか」
と言われました。
はい、と答えながら、続きの台詞を想像していました。

珍しいですね、
病名は知ってるんですけど、
初めてお会いしました

今まで診察室で言われてきた台詞はだいたいこんな言葉です。




若い男の先生は、
「今は落ち着いていますか?」
と尋ねた後に
「それは、大変でしたね」と言われました。

それは大変でしたね?
不意討ちでした。

何気ない言葉なんだけど、
今までのしんどさとか、
昨日の歩くときの痛みとか
全部わかってもらえた気がして気持ちがゆるみました。



今まで私は
しんどい思いをしている人になんて声をかけてきたかなぁ。
言葉ひとつで相手の気持ちってこんなに変わるんだなって、思った出来事でした。