(第95回)

ボクの後に家族になった「つくね」。
生まれた日は、ボクと同じくらいのようだけどね。
でも、ママの息子になったのはボクが先。
だから、ボクの方がお兄ちゃんだからね。

とはいえ、そんなの全然気にしてないんだけど。
今では、すっかり双子の兄弟みたいなんだよ。
毎日、ワンプロして、思い切り遊んでる。
ママも激しいぶつかり合いに、ちょっとびっくりしてるけど。

実はね、つくねのことなんだけど、つくねには障害があるんだ。
生まれつき、後ろ足が曲がらないんだよ。
だから、後ろ足を使ってのジャンプができない。
歩くのも、ちょっと不自然でしんどそうだし。

それに、最近ママが気づいたんだけど、ちょっと他にも異常があるんだって。
それでも、つくねは全然気にしないで、ボクと思い切りワンポロしてくれる。
だから、ボクもママも、つくねのことを特別扱いしない。
普通に接しているんだよ。

ただね、ジャンプができないから、ベッドに上がりたいとき自分で上がれないんだ。
その時は、前足だけベッドの端にかけて、ママに「あげて!」って言ってる。
ママも、「ハイハイ」って言って、つくねのおしりを持ち上げるんだ。
今は、つくねのリラックスポットがベッドになってるから、1日頻繁に上がり降り。

そのたびに、ママの手助けがいるから、ママも大変だね。
昨日なんか、ママはキッチンにいるのに、「あげろ~」って叫ぶんだ。
ママも、「何かあったの?」って、急いで部屋に。
でも、つくねの恰好をみて、「もう~」っていいながら笑っておしりをアップ。

でもね、ボクは知ってるんだ。
本当は、もう大きくなったから、自分であがれるんだよ。
ママがベッドで寝ているときは、押してもらえないから、頑張って自分であがってる。
なのに、ママが仕事や用事をしているときは、いつもの「あげろ~」ってね。