太宰と三島問題どっちと寝たいか問題。
①に書いた通り、女性群は太宰、男性側は三島とハッキリ分かれました。
金とか見栄に強固な拘りがあるであろう母親になぜ三島じゃないんか聞いたんです。そしたら「三島とセックスしても、私じゃなくて自分自身を抱いてそう(自分に酔ってそう)」って言ってた。なるほど。
たしかに、三島が肉体を鍛え始めたのは病弱なことへのコンプレックスが起因らしい。劣等感を補うための筋肉であり、お洒落な家具だったわけよね。
一方太宰は、自分で堕落を選んで「どうせ人生こんなもんだろ」って、明らかな不幸を楽しんでるんだよね。なんかありのままを受け入れちゃってる感じが、「この子の為なら死ねる」という母性を掻き立てちゃうのかもしれない。でもね、太宰は女の道連れなんて期待していなかったと思う。だってめちゃくちゃ自己中じゃん。勝手に女が自分から落ちてっちゃうの。でもね、不幸になると知っていて敢えて堕ちる地獄が女にはあるんだよね〜。
でもこんな太宰を男は女々しいと思うらしい。かっこ悪って。うーんなるほど。
男の子は、完璧を求めて日々闘っているんだろうな。だから完璧な肉体、煌びやかな生活を手に入れた三島は「コンプレックスを自らの手で克服したスーパーマン」に映るんだろう。女には理解しがたい美学である‥
完璧、完全を求める男と、不足さえ愛し不幸すら選択してしまう女。やはり全く異なる動物であることは間違いないようだ。