緊急決定試合
緊急決定試合 正規軍VSホソヤ＆デンジャラース全面対抗戦
上野クリニックHK＆エクスタシー槇原＆チガ・デル・アナル・オガサjr.＆ガリリン・ソーロー＆ソルト佐藤
VS
性闘士細矢＆亀頭文字D＆猛想,La,手淫行＆さよなら絶頂先生＆DTスタイルズ
はからずも、新木場にて一騎打ちを控えた上野と細矢、タッグトーナメント決勝で対戦する槇原組と亀頭組が対戦することとなったこの緊急試合。全員が二試合目のため、試合は最初からフルスロットルで展開された。上野と細矢はさっきの試合の続きだとばかりにスピーディーなグラウンドの攻防。槇原と手淫行はヘビーらしい肉弾戦。亀頭文字はオガサのフィールドに踏み込み、ルチャリブレっぽい読み合い。ソルトとDTは軽量級らしい軽やかな身のこなしとアメリカ仕込みの変則的な動き。ガリと絶頂はまさに実写版マリオ＆ルイージのような展開。ここからガリが捕まる展開に。総攻撃を受けるガリだが、デンジャ軍のデンジャラストレインをかわすと、次は正規軍のトレイン。攻守が一瞬にして変わるめまぐるしい展開。ガリが場外に得意の木の葉ダイブを見せたのをきっかけに、両軍選手が交互にタイブ。上野は初公開となる場外ケブラーダまで見せる。そしてリングに残ったのは上野と細矢の二人。勝負はこの二人に託された。上野はシルバーブレッドや変形エメラルドフロウジョンなど得意技を出せば、細矢も負けじと掟破りのアングルスラムなどを放つ。そして上野優勢で迎えた終盤。細矢がバックを捕らえたところ、再びエプロンにデンジャ軍のセコンドが上がりパウダー攻撃を見舞った。しかしこれを上野がかわし、パウダーは細矢に誤爆。ここに上野が走り込んでラリアットを決めると、そのままフォールにいかず、なんとメキシカンエースクラッシャー。細矢の必殺技であるこの技で上野は細矢に完勝。溜飲を下げる結果となった。試合後マイクで上野は1勝1敗という結果から、完全決着戦として新木場での一戦をSWS世界三冠ヘビー級王座戦とすると宣言。これに細矢も応じ、Jr王者が三冠に挑戦という史上初の一戦が決定した。試合後正規軍の「１、２、３、ダーッ！」で初となる裾野市大会は幕を閉じた。
○上野（13分10秒 メキシカンエースクラッシャー→エビ固め）細矢●
メインイベント
メインイベント First Time Ever
上野クリニックHK
VS
性闘士細矢
ついに迎えた上野と細矢、23期生同士の二人初めてのシングルマッチ。新木場でも同カードが組まれ、どんな試合を見せるのか注目される。上野は三冠ベルト、細矢はJr王座のベルトを手に入場。細矢はベルトをリング外に投げ捨てる粗暴な一面を見せる。細矢にはデンジャ軍全員がセコンドにつく、不穏な動き。試合が始まると、体重の近い二人ならではの超ハイスピードな攻防の連続。グラウンドながら、観客を魅了する。しかし結末は唐突だった。10分経たずのうちに、両者が必殺のバータブレイカー、リバースタイガードライバーを狙いあうも決まらず。そこで細矢が上野のバックについた瞬間、突如セコンドが上野にパウダー攻撃！リング上が真っ白に包まれる中、細矢が上野を背後から丸め込みカウント3をかすめ盗った。これには会場中から不満の声が漏れる。上野はすぐさまマイクを持つと、あまりに納得のいかぬ結果に即再戦を希望。しかし細矢は「もうプロレスをするのは疲れた」と本気ともなんとも言えぬ発言で煙に巻こうとする。それでも喰らいつく上野に対し、細矢はデンジャ軍の4人をリングに上げ、「俺達と5対1でならやってやる。上野君に力を貸してくれるような友達はいないもんね」と理不尽なハンディキャップマッチを要求。これに上野は「確かに友達はいない。でもお前らにムカついている奴らなら沢山いる！」とセコンドにいたソルト佐藤、控え室から試合を終えたばかりのエクスタシー槇原、チガ・デル・アナル・オガサjr.、ガリリン・ソーローを呼び込み、そのまま10人タッグマッチへと雪崩れ込んだ。
○細矢（7分23秒 スクールボーイ）上野●
セミファイナル
セミファイナル SWS世界タッグ王座決定トーナメント準決勝
エクスタシー槇原＆チガ・デル・アナル・オガサjr.
VS
ガリリン・ソーロー＆サトームセイ
SWS世界タッグ王座決定トーナメント準決勝二戦目。先に入場した槇原がXとなっていたパートナーをマイクで呼び込んだ。そこに登場したのはピンク色の下血をイメージしたと思われる覆面を被ったマスクマン。その名もチガ・デル・アナル・オガサjr.だ。卑猥な名前の意味が理解できない純粋な子供達は、オガサに声援を送ってしまっている。相手はガリと一年生で唯一エントリーされたサトー。序盤、オガサとサトーがルチャ的な攻防を繰り広げる。オガサはルチャの経験があるようなないような感じだ。対照的にガリと槇原は激しい張り合い打ち合い。この辺りから観客の声援が槇原に集まり始める。サトーが捕まる展開が続くも、ガリに代わるとガリが優勢に。強烈な打撃に槇原もタジタジになるが、ここで体を震わせ打撃が効かなくなる。そして完全に立ち上がると、マキハポーズで相手を指差し「YOU！！」。これが噂のマキハアップだ。この頃にはもはや観客はマキハマニア。するどいニールキックや旋回式ノーザンライトボム、時折見せる残念さに歓声が巻き起こる。そんな槇原がサトーに格を見せ付けるように厳しい攻撃を見せるも、サトーの心は折れない。ついに槇原が雪崩式ノーザンライトボムをサトーに放つも決め手にはならない。サトーは下がるどころか、必殺の不知火などを見せ喰らいつく。そんなサトーの執念を断ち切ったのは、槇原のマキハライド。この一発で槇原組が決勝進出を決めた。試合後両チームは検討を讃えあい、観客からは大きな拍手が送られた。
○槇原（21分46秒 マキハライド→体固め）サトー●
第四試合
第四試合 虎の穴ヘルシーパーク
タイガーマスクイ
VS
ブラックフトッタイガー
ごてんばのとらがすそのにけんざんだ！あいてはにっくきぶらっくふとったいがー。とてもおおきなからだでたいがーをくるしめます。がんばれたいがー、まけるなたいがー。とてもおおきなこえでおうえんします。するとたいがーはぱわーあっぷし、ぎゃくてんしました。さいごはひっさつのたいがーすぷれっくすで、たいがーがかちました。たいがーはつよくてとてもかっこよかったです。なつのおもいでになりました。
○タイガー（14分41秒 タイガースープレックスホールド）フトッタ●
第三試合
第三試合 SWS世界タッグ王座決定トーナメント準決勝
西村ムラ修まらない＆エロワード・ネゲロ
VS
亀頭文字D＆猛想,La,手淫行
裾野、新木場と二大会に渡り4チーム参加で行われるSWS世界タッグ王座決定トーナメントの準決勝第一試合。ネゲロが改心し師弟関係となった西村ムラ＆ネゲロのチーム無我が、ホソヤ＆デンジャラースの斬り込みタッグチーム通称カメオタと激突した。リング上は雨によるバッドコンディション。両チームとも今トーナメント大本命と言えるこの一戦は、まさかの横槍に思わぬ結末を迎えることになる。まずはチーム無我が濃厚なレスリングの攻防にカメオタを引き込む展開。得意の倒立などで相手を幻惑する。しかし中盤レフェリーのブラインドを突いた連携でデンジャ軍が形勢逆転。今大会にて初めて組んだチーム無我と、タッグキャリアの違いを見せる。しかし一人キャリアで上回る西村ムラが気をはき、得意の丸め込みや関節技でペースを掴む。そしてあとは任せた、とばかりにネゲロに繋ぐがここでとんでもない事態が。ネゲロは亀頭文字に得意技を連続で決めると、最後はデッドコースター。これで勝利は確実と思われたが、これを亀頭文字はカウント2でクリア。ネゲロがさらなるとどめを狙ったが、ここであろうことかデンジャ軍のセコンドであるDTスタイルズが乱入！ネゲロにスタイルズクラッシュを見舞うと、そのまま亀頭文字がトリカブトの体勢からファイヤーサンダーのように落とす、新技カメドリラーをぶち込んだ。これはネゲロも返せずに亀頭文字がカウント3を奪取。しかもこの際リング外では西村ムラを、さよなら絶頂先生がカットにいけぬように阻止していた。2対2ならぬ4対2の戦いに敗れたチーム無我。手段はどうあれ、デンジャ軍の亀頭文字組が決勝に進出した。
○亀頭文字（20分30秒 カメドリラー→体固め）ネゲロ●