「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に、、」


日本人なら誰もが知ってるこのフレーズ。


そう、桃太郎のおとぎばなし。


桃太郎が村で悪さをする鬼を退治する話。


最後は仲間と鬼を退治し、めでたしめでたし・・


これ、本当に「めでたし」なのか?


そもそも鬼はどうして「悪さ」をしなければいかなかったのか?


きっと理由があるはず。


村人の都合だけで言えば、生活に恐怖や迷惑をかける存在である鬼は「退治」してよし。


でも鬼からしたら?


理由を聞いてほしいんじゃないか?

むしゃくしゃする気持ちを誰かにわかってもらいたかったのではないか?


これって、障害者や認知症の人に向けられる眼差しに似ている気がする。


マジョリティの生活を阻害する存在は排除の対象。それでいいの?


本当は桃太郎は鬼ヶ島に出向き、鬼たちを「退治」するのではなく、「対話」をすべきだった。

「なんで悪さをするのか?」「我々にできることはないか?」こんなアウトリーチをすべきだった。これが真のハッピーエンドなのではないか?