最近はうつに関して様々な書籍が出版されていたり、テレビでうつが取り上げられたりしています。
うつを患っている人に「頑張れ!」と言ったらだめだということなどは、わりと多くの人が知っているような気がします。
ただ、そういう対処法のおおまかなところは全ての人に当てはまると思いますが、細かいところは、鬱と言っても鬱になった原因から個人の生い立ち、性格、看病する人との間柄がそれぞれ違うので、
主治医の先生や本人の話を聞いたり、それまでの経験から自分で作り上げていくしかないと思います。
ある時、うつに関する本の中で「うつの人には干渉し過ぎない」と書いてあり、その理由は確か(だいたいでうろ覚えですが)心配し過ぎると相手も気を遣うし、看病している側も持たない。とのこと。
そして
(30歳男性談)
僕が体調悪い時でも、妻は、「あれ?いたの?」って感じで、普通に掃除しだしたり、出かけたりしていましたね。まあそのおかげで何の気兼ねも無く休めたので良かったです。 という体験談。
ふむふむ、それもいいかもしれないな。と思ったその日の夜に、僕が洗い物等をしていると
彼女が「ちょっと調子悪くなってきた」と言ってきました。僕は「そっか~」と言いつつそのまま作業を黙々と続けました。
そして、よしよし、あまり気にしすぎない、干渉し過ぎない、とさらに作業を続けると。
彼女の調子がとてつもなく悪くなりました。笑
理由を聞くと、何か全然心配されてしない感じがして嫌だったとのこと。ぼくの試し方が悪かった可能性もありますが、やっぱり対処法はそれぞれだな~と思いました。
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そこで、僕ら独自の対処法はと言うますと、
皆さん大体御察こととは思いますが
裸で本気でプロレスを取り合うことです☆
というのはウソでタイトルのとおり足つぼマッサージをすることです笑
研究室を休んで彼女と暮らしていた8~9月の間、彼女はよく「苦しい…何もしたくない…死にたい…」と塞ぎ込むことがよくありました。
彼女がそういう状態になったら、「大丈夫?寝る?」とか「病気がそういう気持ちにさせてるんだよ。苦しいね。」とか言うのですが、
うつの時は頭が回転していない気がすると彼女が言うように、彼女はほとんど無反応です。
ただ「苦しい…」といって泣いたり、塞ぎ込んだり、ぼーーーっとしたりで、僕は何もしてあげることができません。
本にもうつの人にはできるだけ問いかけない、と書かれているんですが、僕にできるのは調子を聞く、提案する、共感する、ぐらいでした。
ただ、一緒に横になります。これは想像以上にきついです。
何もしてあげることもなく、発した言葉への返答もなく、どうしたらいいか模索し続ける。
時間はゆっくりと進み、事態が好転しているのかなんて分かる術もありません。
2時間でシャベルを使ってこの土地にに大きな穴を掘りなさい!と言われれば、キツイですが解決方法もあり、頑張る時間も分かっているので、2時間一生懸命穴を掘り続ければいいのですが、
この場合は違います。解決方法が無く、どれくらい大きな問題であるかも分かりません。ただ、
早くこの苦しみが終わるようにと祈るのみです。
そんな日々が続いた日、きっかけは彼女からか僕からかは分かりませんが、携帯で足つぼのサイトを見て、うつに効くツボを押すようになったのです。
この方法の非常に優れている点は、どんなに彼女が辛い時でも、足つぼだけは嫌がらないという点です。
寝たくても寝れない。外にも出たくない。テレビも、読書も、何もかもしたくない。というときでも、
「足つぼする?」と尋ねると彼女は「うん」とうなずきました。
僕としても、何もすることが無くただただ時間がゆっくりと過ぎていく状態から、彼女の足つぼを押すという仕事が与えられました。
僕はひたすら彼女の足のツボを押すことに集中しました。何かすることがあるというのは精神的にもかなり助かりますし、
言葉を投げ掛けても帰って来ない彼女との、唯一の会話である。と思って何十分でも押しました。
彼女の方も、ツボの効果なのか、ツボを押してもらうときに呼吸が深くなるからなのか、彼女にしてもしてもらっているとはいえ、何もしていない状態ではないからなのかは分かりませんが、
ツボを押している間に眠ったり、調子がよくなったりしました。
こうして、僕たちの間で足つぼが定着し、今では本も2冊持ってます。
*うつの人には足つぼを*
全てのケースに効くわけではないと思いますが、塞ぎ込んでいる相手に対して良いスキンシップをとる手段だと思います。