かなうはよし、かないたがるはあしし。

利休さんがお茶事について、お客さんをもてなす側の亭主の心構えはどうしたらいいかと聞かれた時にこう答えたとかだそうですね。

最初は「あしし」って何?(笑)みたいに思ったんです。
でも、だんだんなんかすごい腑に落ちゃったんです。

「かなう」というのは願いが叶うとかの「叶う」ではないと思うんです。
「道理にかなう」とかいいますよね。「道理に合っている」っていうことですかね?つまり、

お客さんに合っているのはよし。お客さんにあわせたがる(合わせようとする)のはビミョー。

ってことでしょうか?ふむふむ、

自分がワクワクするのにお客さんがワクワクしてくれるのはよし。お客さんに合わせて自分がワクワクしないことを無理に合わせようとするのはビミョー。

ってことじゃないですか?!