カブトムシが飛んでくるような職場環境なんで、
クマの目撃情報などは、話題にはなるけど、
「そりゃあ、出るよね」 くらいなもんだし、
「うちの畑が荒らされてさぁ」 なんて職員もいる。
職場もそうだけど、住んでるところも、
見上げれば山があるようなとこ。
そう、遠く水平線上に山が見える、
ではなく、見上げれば山。
目の前に山があるようなとこ。
昨年引っ越してきた、住宅街のはずれの方なんだけど、
数年前には、この住宅街のど真ん中に出没もしている。
共存してるって言うほど身近ではないけど、
「その辺にいるもんだ」 って感覚で生活している。
常におびえているわけじゃあない。
ネットでクマ被害のニュースが流れた時に、
関連ページを追い続けて出会った話がこれ、
六千沢の羆事件。
その関連書籍があるってことで前から気になってた一冊。
読んだだけで心底怖い思いをした。
時代も土地も違うけど、何だか他人事に感じない。
小説形式なんで、出てくる会話が全くの事実ではないにせよ、
内容自体は作話ではないので、何かを啓蒙するってことでもなく、
起きた事実が淡々と伝えられている。
それがまた恐怖心を煽られる。
いろんな事件が起こるたび、
一番怖いのは人間だよなって思いもあるけど、
自然の猛威にゃ敵わないよなってつくづく思う。
なんかね、一人で釣りに行きづらくなったよ。
