ご紹介。今回なぜか、かなり前の日本映画
「ホットロード」を見ちゃいました。
で、このホットロードってのは、
私のティーン時代「紡木たく」の漫画でお馴染み。
でも今更これを映画にしてどうなん?って
思って新作当時はわざと見なかったのよね」
「気になってたんすか?」
「気になってたのよ。なってたけど
わざと気のないふりをしてたの」
「まず、紡木たくがわからないっす!」
「もう、そこから?
マズル刑事!説明してあげて!マズル刑事は
意外に少女漫画も昔読んだタイプよね」
「そうなんですよ。学生の頃、
漫画の回し読みが流行ってて、
少女漫画もその中にありましたし!」
「私は、真面目でおとなしいタイプだったけど、
1970年台は、不良が流行ってて、
不良男子こそ、クラスでモテ路線だったのよね」
「あー」
「中学生の頃、どっかで先輩がバイクで
捕まったり、死んだりしてたものよ。」
「へえええ」
「それの延長が、私の大好きな
アンダルシアに憧れての歌になってゆくわけ。
私はもう、あの歌が大好きで、
1曲聴くと、映画を1本見た気持ちに」
「だから、あの頃の物語には、
ケータイどころか、スマホも出てこないのよ。」
「ええ!」
「恋愛に、スマホがない生活、、
ありえないっす!!!」
「声がでかいよ!」
「でしょ、どこにいるのか
わからない、、連絡がつかない。
呼び出し電話や、公衆電話、
コインを握りしめるわけよ。」
「、、、、それはどうなんすか?」
「ミケちゃん、、、
それはね、とてもとても
熱くて、甘くて、切ない物語が
生まれるわけなのよね、、、
簡単にいかないからこそよ尊いのよ」
「あのう、映画の話が進んでません」
「そうだったわ。ちょっとあらすじを
いうわね」
「お願いしますよ」
「主役は、14歳の少女、宮市和希!これを
あの「のん」が演じてます。この頃まだ
能年玲奈って名前だった彼女。
すごく瑞々しいです。で
彼女はお母さんと二人暮らし。このお母さんは、
木村佳乃が演じてます。で、親子関係は
最悪なわけです。なぜなら、お母さんは娘の
お父さん死別してシングルマザーだけど、
学生の時から好きな男、鈴木に夢中!
彼が好きだし彼のことで頭がいっぱい、
主人公の和希は、自分が愛されてないことに
傷ついてる!」
「青春!」
「それよね。この親に愛されない辛さって
私は本当にわからないのよ。めちゃ愛を
もらってたし、私も兄弟も。ママの宝物って
言われて育ったからね。」
「そういえば、
甘やかれて、欲しいものはなんでも
買い与えられたっすね!」
「ミケちゃん、それはあなたでしょ!
うちの愛は違うのよ。お金はたいしてないのよ。
お小遣いも少ないの。でも、愛はあるのよ。」
「たまさん、映画から離れてます」
「そうだったわ」
「で、そんな家庭環境もあって、
和樹は不良になってゆく。
暴走族のたむろってる場所に
自分の居場所を見つけちゃう」
「ああ、、」
「そこで出会ったのは、春山なのよ」
「春山!」
「もう映画を見てる最中だけど、
私は漫画の春山の顔が浮かんで、
さらに私が14歳くらいの時の、クラスの
不良たちの顔も浮かんでくるし、
走馬灯で、何回も巻き戻ししながら見たの」
「走馬灯!!」
「不良でもないのに?」
「そうなのよ。私、不良でもないし
バイクにも興味のないし、
でもねえ、、ハイティーンブギと
このホットロードはねえ、、
なんか、真面目少女にも
ドキドキをくれたのよね」
「あのう、映画のお話が、、」
「もうね、そんなのものは、あらすじは
これを読んでる方は、みんなわかってるのよ。
和樹は、学校に馴染めず夜の湘南で春山と出会う。
はじめは喧嘩するけど、仲良くなってお互いを
必要とするけど、暴走族のリーダーになった
春山は、敵対するチームとの抗争が待ってるの!」
「バイオレンスっすね」
「そうなの、喧嘩もあるけど、
そんなトムクルーズの映画とは
まるっきり関係なくて、地べたで
鉄の棒で殴ったりよ」
「地味!」
「はい、、地味っていうか、
現実に近いのよね」
「いや、漫画っすよね」
「漫画だけど、時代の象徴なの!」
「で、オススメなんすか?」
「いや、もうミケちゃんの世代には
全然オススメしない。これはね、
48歳から62歳くらいまでの人のみ
おすすめするわ」
「ええ!ターゲットすくな!」
「そもそも、ホットロードを
漫画で読んでない世代、あの時代を
生きてない世代には、なんですの?
って感じで、喧嘩だけがメインの
男の映画ではないのよ。
切なさがたっぷり詰まった青春なの」
「はあ、、、」
「なんか、私の世代って、
あの神田川の世界観が、ないのよ。
小さな石鹸もカタカタ言わないし、
大体銭湯に2人で行かないもん。
3畳一間の下宿に誰も住んでないし、、、
23歳くらいの時には、バブルが
始まってトレンディドラマだから。
みんな自分の世代の青春の匂いだから
共感ってあるのよね」
「ああ」
「あのう、、この流れって、
どんなご飯になるすかね、、」
「給食懐かしいとか言い出されたら
たまらないよな、、」
「逃げ帰るっす」
「さあ、、お腹も空いたし、
今日は、、、、」
(そろり、そろり)
「映画自体が、貧しい感じで
気分も沈みがちだし、バーン!と
ステーキでも行っちゃう!?」
ぴた!
「え!」
「お供いたします!」
「さあて、みなさんとはこの辺で。
実は、これ以外にもたくさん日本映画を
見たので、また水曜日にお会いすることもあるかも。
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