たまさんのおすすめ韓国映画!「連鎖」は娯楽としはオススメしないが、語りたいことは山ほどある映画! | マズル刑事

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マズル刑事(デカ)と読む。ネコ刑事、299分署勤務
今日も朝から張り込み捜査、大真面目な性格が長所!

「はーい、今日は問題作と言えるべき映画だから

またまたあの二人は置いてきました。

この映画「連鎖」はね、タイトルにも書いたけど

知的障害の男が冤罪に巻き込まれる重い映画。

映画を娯楽と捉えるなら、オススメしません。

一応、フィクションの映画なんだけどね、

例えば、ドキュメント映像みたいに捉えて

社会問題として解決策を考えるなら、

苦しくても見てもいいかと思います。」

「ストーリーを簡単に説明すると、

田舎の村が舞台で、そこに暮らす8歳の知能を

もった30歳の男、ソックが主人公。

彼は一人暮らしで、米を精米する仕事を

1人でやってます。村の人々から

優しくされて、特に神父さんには

心配されながら見守られ、例えばスーパーで

試食コーナーでたくさん食べすぎるみたいな

多少おかしな行動をしても、暖かい目で

許され、同級生たちからは、からかわれながらも

和気藹々と仲間に入れてもらってたの。

最初はまるでコメディのようなの。」

「みんなが優しくソックを受け入れて、

村全体で見守り体制だった気がする。

例えば地域で子供を育てるみたいに、

知的障害のソックが、一人暮らしや

仕事ができるように村が包み込んでるような

そんな平和な空気がながれていた。

わたしは前半の物語を本当に

ほのぼの見ていたの。村人もいい人達に

見えたし、ソックも可愛かった。ところが!」

「お父さんを探すため家出してきた

少女ウンジが青少年シェルターに保護され、

村で暮らすことに!この少女が登場してから

ソックの人生活は一変。最初は30歳ソックと

少女が無邪気に自転車に乗ったり、

楽しそうに過ごしていたけど、

もともと、青少年シェルターの女先生は、この

二人が一緒にいるのを、嫌な目で見ていたの。

最初から色眼鏡よ!ソックのことを。

そんな時事件が起きる、ある夜ウンジが気絶して

そばに助けようとしたソックがいるところを

女先生が発見!きゃー!襲ってるって騒いで

ソックは警察へ。そこからソックの人生は

転がる石のように転落してゆくの。」

「あ!女先生が勘違いしてソックが少女を

襲ってるように、、ってかいたけど、

実際は、冤罪なのか、本当に襲っていたのか

きちんと見せてはいないのよ。

でも、わかるわよ。ソックが襲ってないこと。

少女は気絶して、その間の記憶がないし。」

「この映画、タイトルは「連鎖」だけど、

原題は돌멩이、トルメンイ(石ころ)って

いうんだけど、連鎖と石ころじゃ、

全然意味合いが違いますよね。」

「私は石ころのタイトルのままの方が、

絶対良かったと思います。なぜなら、

途中のシーン、そしてラストシーンで

主人公ソックは、川に石を投げるんですよ。

子供の頃やりましたよね、、水面を

跳ねてトントンって石が渡っていくやつ。」

「主人公のソックはね、映画の中で

8歳の知能を持った30歳のような紹介で

深いことは考えられない人のような描かれ方

なんですが、川に投げる石ころは

計算してうまく跳ねさせることが

できるんですよ。彼はなんにも考えない、

なんにもできない人間じゃないんです。

そこをまず頭に置いて見てほしい。

そして、8歳ではない。

ソックは30歳なんです。

そこを見て欲しい。肉体的には大人だし

例えば人前で裸になることや、裸を見ることが

恥ずかしいことって分かってるんです。」

 

「映画の中で、平和な頃、村人たちが面白がって

セクシーな女の人を近づけてソックに

射精をさせるように仕向ける。

ソックは、その女性が体を近づけてきて

射精をしてしまったけど、異常性欲者じゃないし

シェルターで保護されてる

少女がもし近づいてきても

そんな気持ちや体にはならない。

それって、ほぼみんなと同じじゃないの?

私が子供の頃、小学生でも11PMとかで

セクシーな裸に近い女の人が出てきたら

ドキドキってしたもの。」

「それに彼は人を助けることもできる。

映画の中で少女が盗みを疑われて、

ソックが本当の泥棒を捕まえるんです。

悪いことと、いいことの区別もつくんです。

それを一番知ってるのはそばにいた神父さんの

はずなのに、、なのに何故、神父さんはソックを

信じてあげなかったか?」

「話はそれますが、近年、お坊さんがひき逃げした

事件がありましたよね、、みんな驚いたけど、

私の中では意外に信じられない話でも

なかったんですよ。先生が性犯罪を起こす時代、

警察官が盗撮する時代、自衛官が同僚を襲う時代、

もう聖職なんてなくなったのでは?

だってただ寺の息子に生まれただけで

仏様から生まれたわけじゃないんだもの。

神父様も、神から生まれたわけじゃなく、

職業として神父を選んだのなら悲しいわ。」

「いつの間にか、人間に上下ができて、

でも神の前ではみんな平等じゃないのかい?

神は見ている、神は真実を知っていると

言うんじゃないのかい?と思いました。

一見、ソックの味方として描かれてる

神父さんですが、過保護にするだけで

全然あかん人、と私は思います。

私の大嫌いなセリフがあります。神父が

ソックを助けたいから言うセリフ

「裁判では、私の言う通りにするんだよ」

その言う通りとは?裁判で、

「僕は障害者です。許してください」って

セリフだったのかと思うと神父さん、

君にはがっかりだよ、って言いたい。」

「障害者だから無罪にして自分のそばで面倒を

見てやろう、、ってつもりだったのかもだけど

違いますよ。「僕はやっていません。

神様は知っています!」でよかったのでは?

刑務所に入らず障害者だから許してねって

そんな道をソックに与えたなら、

そんなのはもう、神父さんでも何でもない。

金のためになんでもやる、無実と減刑のためなら

二枚舌で喋り続ける俗っぽい弁護士と同じ!」

「最終的にソックは、神父さんの

思案通り、刑務所に入らずに済む。

でも、翌日から村人は態度を一変!

ソックに冷たくするの。村人から

村八分に合い、ソックは

食べ物すら買えず、一人ぼっちで

川に石ころを投げるしかすることがなくなる。

最後は川に入って、、、たぶん死ぬってラスト。

それは全部女教師の偏見色眼鏡ですよ。

神父さんの判断ミスですよ。ああ、

この映画にサブタイトルをつけるなら、

神父失格、教員失格、人間失格かな。」

「現場状況はソックが犯罪者に見える。でも

それでも僕はやっていない!と言うべきだった。

ガリレオを見習ってほしい、裁判にかけられても

それでも地球は回ってると言ったし!!」

(全く関係ないけど)

「はあ、この映画は、ただ悲しくて辛い問題定義を

投げかけといて、ソックが冤罪で死ぬ、可哀想で

終わらせて、なんなんでしょう?見終わった私は

憤りと悲しみに包まれてるし。でもね、

それこそ、私の韓流友達のオンニに言わせれば

「そんな重いテーマの映画を見る

たまちゃんが悪い、ラブコメやイケメンを

見てりゃいいのにアホちゃう?ってことかも。」

「それでも、それでもよ。私は、

それでもこの映画を見た意味はあります。

まず、石ころで思い出したんだけどさ、

ドラマ「梨泰院クラス」のタイトル曲?

テーマ曲が、まさにこの映画の

原題と同じ「石ころ」トルメンイなんですよ。

でも、主人公のセロイが、石ころだけど、

そこから成功を掴んでいくって感じで。

かっこよかったなあ、、、」

「ソックは石ころだけど、転がって、

最後には沈んでいくのよ。

はあ、、これ、ラストが悪いですよ!

監督さん、なんか適当すぎませんか?

あんまり、適当な終わり方をしているので

わたしがラストを作ってあげたわ!

私の考えるラストは、ハッピーエンドです。」

(勝手にラストを作る私)

「ラストシーン、川に入って死にかけたソックは

病院に運ばれる、そこで少女ウンジは

知ります。ソックが村でどんな扱いを

受けていたか。ウンジの目がメラメラと燃えて、

弱者を痛ぶる人間たちに憎悪を膨らまします。

親、先生、神父、村人、警察、裁判官、

全て許せない、、怒りに震えたウンジは

気を失います。あの夜のように。」

「気を失ったウンジは夢の中で

ベットにいて枕元にはデスノートがあり

ウンジがデスノートを手に入れて

親も村人もみんな殺す!と書き記す。」

「それは夢だったはず、、

しかし、それは現実となり、やがて

村人は村人同士で歪み合い殺し合い

他人の家に火をつけ、、、やがて

村には、ウンジとソックだけが残り、

卵を食べ野菜を作り、

2人は静かに暮らしてゆく。

村人同士が殺し合い死んだ村には

悪魔の村と呼ばれ、

誰も近づくことない」

「魚を釣り、米を収穫し、

夏は、星を見ながら屋根裏で寝て

川の水で足をあらう、毎日遊んで毎日笑う。

ソックもウンジも生きる力を持っている。

しかし、そんな子供と障害者だけの

毎日が夏休みのような生活は長く続かず、

やがて、ウンジはソウルの児童相談所に

連れて行かれ、ソックも

障害者が集まる養護施設へ」

「時は流れ、大人になったウンジは記者に。

村八分のドキュメントを書き上げる。

自身の記憶も戻り、気を失ったあと気づけば

友達のソックは加害者になり、自分は被害者に

なってしまったあとにソックが受けた

村八分の様子を描く。その頃

ソックは養護施設で、持ち前の明るさで

介護士さんを手伝い、のびのびと暮らしている」

「面会のウンジはすっかり中年の女で

ソックはもう初老。川に出て久しぶりに

2人は小石を投げて遊ぶ。ウンジは思う。

まるで私たちは、川に放たれた小石だと

少しはうまく沈まず跳ねて遠くへ行けても、

最後には水の底に沈んでしまう。

鳥のように空に飛んで行けたりしない、

所詮、羽のない小石なのだと。END!」

「どうでしょうかね、、?

今日は、この映画を見た人しか

わからない吠え吠えのたまでしたが、

私はこの映画、ここまで語らせてくれて

考えさせてくれたし、問題定義って意味では

よかったかもです。そして配役についても

さらに語りたいけど、もう文字数が、、

これまた俳優編としてもう一回書いていいかな。

だって主人公演じるキム・デミョンさんは、

ミセンってドラマで、あのチャングレを

ずっと助けてくれたのよ。語りたい。

私はこの映画、3.5マズルかな、、、。

来週はもう少し明るい映画を

紹介します!!では来週までちゃお!

「またしても、俺たちの出番は?」

 

「肉は?」

 

「また来週よ、、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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