「はーい!金曜日の女戦士たまよ!
今日は久しぶりのキムギドク監督映画です。
かなり昔の映画で、コーストガード!
コーストガードっていうのは、海上の安全や
治安、環境保護に関する業務なんだけど、
韓国の場合、北と南はバチバチだから
そこから侵入者が入る可能性があるから
めちゃ大変な業務よ」
「キムギドク監督!」
「コロナで亡くなったっす!」
「それよ、、その前にいろいろ
暴露されて国外追放だったけど、
私はね、映画や音楽はちょっと離して
考えたくて、だから遺作を
これからも見たいし、なんなら
新作だってもっと見たかったわ。」
「それでどんな映画っすか?」
「ああ、、そうね、実はね、
この間、不倫愛の映画をご紹介して
軍隊の厳しーい映画を見たくなって
かなり古いこの映画を手に取ったわけ」
「ストーリーをお願いします」
「そうね行くわ。
これチャンドンゴン主役だから!
大御所イケメンだから!」
「あなたが好きだから〜!でおなじみの」
「いやん!ナイスね、マズル刑事」
「何の事か、全然わからないっす?」
「お前が子供の頃のCMだ」
「じゅあ、ストーリー行くわ。
チャンドンゴンは、海兵隊の上等兵!
南北軍事境界線に近い海岸の
警備を担当してるのよ。」
「おお!緊張感!」
「いや、この地域はね、
漁師たちが暮らしてて、
全然緊迫感のない地区なの、、
でもチャンドンゴンは出世したいし、
とにかく正義感に燃えてるのよ。
北のスパイの奴らが来たら、ぶち抜くぞ!
守るんだ!この地域を!って感じに」
「捕まえたら勲章とか?」
「そうね、もし捕まえたら
出世よね、、ちょっと狂気ぐらい
俺は捕まえるぞ!って燃えてるの。
他の兵士は、結構適当なのに」
「まあ、張り切りボーイはダサいっす」
「お前はいつも適当だからな」
「訓練だって、体を鍛えることだって
人一倍やっちゃうのよ。真面目っていうより
変人みたいに見えちゃう、、
張り切りすぎて、ちょっと痛い人なの。」
「で?捕まえたんですか?」
「いや、いつも張ってるけど
全然敵なんてこないし、、
そんなある日!」
「ある日!」
「のんきな漁師町のカップルが、
ねえ、あの境界線の海のとこ、
行ってみようよ!」
「やばいじゃないっすか?」
「そうなのよ。もういるじゃん、
こんな若者。危ないことすれすれを
楽しむスリル?私を好きなら
こっち側に来てよ!とか」
「やばいっすよ」
「それよ!だって、敵を撃つことに
命をかけてるドンゴンが、侵入者を
狙ってるからね、、、」
「怖い怖い」
「事もあろうに、カップルは抱き合って、
イチャイチャ、、、」
「物音がするぞ!あ、、人影だ!
敵だ!北のスパイだ!ズドン!よ」
「ええええええ!」
「カップルの男の方は、撃たれて死んじゃう」
「同じ南の人間同士、、」
「守るべき自国の人間を
射ち殺しちゃった!」
「アーーーーーーやばい」
「翌日、漁師町の人たちは
号泣、、、特に二人で危険地域に
入り込んで、恋人を眼の前で
殺されたミヨンは、ショックが大きく」
「チャンドンゴンはどうなるんすか?」
「捕まる?」
「いや、彼は兵士として危険地区に
入り込んだ者を撃って、国を守る行為をした、
正しいことをしたということで勲章よ、、」
「ええ!」
「でも確かにね、、
入っちゃいけないとこに入ったし」
「しかしドンゴンは、民間人を
撃ってしまった殺してしまった
ショックで、精神を病んでしまう」
「そりゃ気持ちはわかるっす」
「警察だって逃げる犯人を
追ってて、民間人の命を
奪ってしまったらえらいことっす」
「それよ!でね、
さらに、恋人を殺されてしまった方の
ミヨンは、もっと
心と頭が壊れて現実がわからなく
なってしまう、、崩壊よね、、」
「服のまま海に入って笑ってたり
誰でも恋人に見えてくるし、
兵士たちを体で誘って、
関係を次々持ったり、、、」
「それは、、」
「危険!」
「ミヨンの家族はたまらないわよね、
彼には兄がいて、すごく妹の
ことを大切に思ってる。
妹の精神が崩壊して、
辛くてたまらないの。
その上兵士たちの慰み者になって
体を、、弄ばれて、、、」
「やばい!」
「ある時、妹が誰の子かわからない
子供を妊娠してることに
気づいて、軍隊に抗議しにくる!!
このお兄さんの役が!なんとなんと!」
「誰っすか?」
「ユヘジンさんよ」
「おもろおっさん!」
「それよ!今回は、全く
おもろシーンゼロで、
悲しくて怒る妹思いの兄役」
「おもろシーンゼロ!?」
「ユヘジンさんだって
そう、毎回おもろはしてられないわよ」
「大体、
キムギドク監督が、
おもろシーンなんて撮る?」
「、、いや俺たち、よく分からないし」
「まあ、実は、恋人を殺された
ミヨンだけが精神崩壊していくなら
普通の監督でも撮る映画だけど
この映画は、ドンゴンさんが
さらに狂っていきます。
もう君は頭おかしいから除隊!って
言われてるのに
軍隊の宿舎に来たり、、
勝手に入って勝手に任務、、
大迷惑。もうあなた軍隊の人じゃないっすよ」
「俺は守らねばってなってて!!」
「いや、関係ないっすって言われて」
「かなり困った人に、、」
「この映画は例によって例のごとく
救いようのない悲しさに
包まれてます。ただ、最近
韓国映画を見始めた人なら、
チャンドンゴンがこんな汚れ役を?
プレジデント役もできる人が?
ユヘジンさんが、こんな怒るだけの
おもろ風味一ミリもない役?と
意外性がありますが、昔はみんな
いろんな役やってますよ。
映画のタイトル忘れたけど、
あのウソンさんが?って映画もあるから
また探して紹介します。」
「しかし、映画が重いっすね、、
これ、、俺重いのはちょい苦手っす、」
「え?」
「あら?そう?映画がズシンと
重いから、お肉も厚いサーロインなんか
どうかしらって思ってたけど?」
「俺、いままでマズル刑事に
薄っぺらいコメディとか勧められて
本当嫌だったっす、ああ、そろそろ
重い映画ばかり見たい年頃っす!」
「ぷぷ、、、
まあ、いいわ、行きましょ!」
「やった!」
「お前、俺のおすすめ映画を
喜んで見てるじゃないか!」
「マズル刑事、、
郷にいれば郷に従えっすよ。
軍隊と同じっす。いいじゃないっすか
サーロインっすよ!」
「まあな」
「さあて、みなさんとはこの辺で!
この映画、見終わった後、辛くなります。
でもね、最初、北との国境の漁師町なのに
だかだら飲んでばかりいて陽気で
緊迫感ゼロ。真面目に国をも待ってる
兵士たちをバカにしたりね。
最初はこの人たちなんなの?って
腹が立ったけど、
毎日楽しく生きてる人も、
真面目に国を守ってる人も、
誰も彼も、大きな出来事があれば、
精神が崩壊してしまう様が悲しいの」
よその国で戦争が起こってても
全然気にしてない人も。
でもね、この3年間、コロナが
世の中を苦しめて、ちょっと意識が
私を含めて変わったわよね。
会いたい人と会えないとか、
行きたいところにいけないとか、
我慢を強いられた中で、
いつもにも増して映画を見たし、
映画が違う世界を見せてくれた。
この映画は、ほんと違う世界すぎるけど。
私はこの映画、3・5マズルかな。
ではまた来週!!」
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