かつて、CD店にJAZZのCDが毎月大量に発売される
頃があった。
ジャケット買いしたくなるようなデザインや写真、
中の曲も聞き応えがありかつオシャレな
澤野工房やヴィーナスレコードなど
新品で安く手に入るCDが流行った時代があった。
「ジャズは売れる」と思ったのか、
今度は過去の名盤・珍盤の廉価シリーズが
各社から出るようになり、
CD店を賑わせたものだった。
だけどそれらはほとんど限定盤だったので、
買い損ねたらそれで終わりというものだった。
自然と売れないものの在庫がたまっていくばかりだ。
しかも第10弾目とかになるともう名前も
聞いたことのないプレイヤーや、アルバム名
ばかりになってしまい、何ヶ月、何年たっても
棚を占領して、ついに新しいものが入らなくなった。
どんどんJAZZコーナーは縮小してしまい、
定番のものしか置かれなくなった。
自分はというと、あまりにたくさん無名の人や
名盤でもないCDを買いすぎて、
少しずつJAZZから興味が離れてしまった。
そして長らくJAZZを聞かなくなった。
