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DESIGN MEMO

東京渋谷でデザイン事務所SWIMとイロイロ企画&運営会社のコトモノ株式会社を主宰する小西繁幸のMEMO的日記。


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あるメーカーさんからの依頼で、家電製品のデザインを行っています。

デザイン開発のプロセスはイロイロあるし、アプローチの仕方もデザイナーによってイロイロあります。


「1案しか出さない」という天才的なひらめきを持ったデザイナーの方もいますが、自分の場合、ラフなアイデアスケッチを数案出して、選んでもらいながら、クライアントさんとの距離を縮めていくタイプ。言い換えれば手間はかかるけど期待はずれをさせない手法。


仕事によっては、CGでダーって描いてしまう時もありますが、今回は手描きでアプローチをすることにしました。手描きの場合なら、サインペンで描く時と、デザイン用マジック(通称:マーカー)で描く時の2通りあります。




で、今回は何故かマーカーにしようと思いました。自分の学生の頃や社会人の駆け出しの頃は、ひたすらマーカーを使っていました。


事務所の片隅に追いやられたマーカーを引っぱり出すと、ほとんどが乾燥していて使えない状態。どれだけ長い間このマーカーを使った仕事をしていなかったかを考えて軽いショック。慌てて東急ハンズに購入にいくと、断面形状が楕円形にモデルチェンジしていて、さらにショック。


それでも、自分はサインペンで描くよりも、薄いマーカーで形を探り徐々に濃い色に変えて完成させる手法が好きです。



今のプロダクトデザインの学生さんも使っているのかな?

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インスタイル
富士山スタジオに到着する前に、少し寄り道して「忍野八海」に行きました。

以前にWikipediaで調べていたので、環境破壊が進んでいることは知っていましたが、想像以上でした。
こちら



池の近くには土産物屋が迫り、無垢な動物を見せ物にしている動物園の痛さがありました。

おそらく、もっと行政レベルで徹底管理しないと、この貴重な美しさは無くなると思います。




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むしろその周辺を流れる誰も見向きもしない川の方に驚きがありました。

河岸がコンクリートで固められていない川は久々に見ました。雪解け水が大量に流れていたために濁っていましたが、この姿はずっとこのままであって欲しいです。






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工業製品を創るデザイナーズガイドブック「DESIGNER'S FILE 2012」に掲載していただきました。

こちらは、現役で仕事しているプロダクトデザイナーを紹介しており、友人知人も何人か登場しています。



なんか、こういう所に載るのも昔程感動が無くなりました。昔なら「見て見て」と自慢げに持ち歩いていたと思うのですが、なんというか数万円払って掲載してもらうといった商業的システムに少し嫌気がさしてきているのかもしれません。



同時にデザイナーは、「世の中にどれだけデザインした物が出て行き、どれだけ売れたか」が自分の中で基準が変わってきているんだろうなって思います。

やはり、産み出してなんぼの職業ですね。


この歳にして過渡期。なかなか安定期には入れません。(笑)

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インスタイル富士山スタジオにいる時に、ある企業のホームページを請けてテンパッテル図を、スタッフが撮ってくれていました。

背後に忍び寄ってた事も、シャッターを押してた事も全く知らず、カメラ内のデータを見ると、ありました。



営業時間外は、節約の為に暖房も最低限のモノにしているので、まるで外にいるみたいな服装です。


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だいたい2、3冊の本を並行に読んでいますが、今の組合わせがなんとも面白い。


ご存知ベストセラーの<Steve Jobs>と、倒産社長の告白。


前者は説明不要だと思いますが、後者は編集制作会社の株式会社コアの社長だった三浦紀夫さんの手記です。

また、出て来る個人名や会社名や銀行名はすべて実名。リクルートやベネッセコーポレーション等々。。自分にとっても身近な世界です。でてくる言葉も債務保証、資金繰り、信用金庫等々。

ああ、こういやって中小企業は倒産していくんだと勉強になります。



おかげさまで、スイムもコトモノも今まで倒産の危機を感じたことはありませんが、実際に外注さんの支払いを待ってもらったり、社員に迷惑をかけたりもしているので、遠くて近い世界だと思います。




日々の立ち振る舞いの中に、いっぱい落とし穴が潜んでいると思いますので、心をあらためて引き締めたいと思います。
インスタイル富士山スタジオが読売新聞の取材をうけ、山梨版で紹介されました。同時にWEB版の方にも掲載されたようですので、リンクを貼っておきます。

こちら



あんなに写真撮ったのにイラストなんですね。笑


でも、効果は絶大で、新聞切り抜き片手に来店くださる方がいらっしゃり、素直に嬉しいです。


さすが新聞です。

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いいことありますように。


 「おめでとうございます」の言葉を使う事をためらう新年を迎えられていると思います。

皮肉にも昨年の想像を絶する悲劇は、私たちに対して本当に大切にするべき事や信じるべき事や我慢しないといけない事をあらためて考えさられる機会となりました。

 そのような状況を背景に、SWIM design office でのデザイン業務とKotoMono でのインスタイル の運営を、昨年に引き続きしっかり前を向いて、行っていきたいと思います。


今年もよろしくお願いします。





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<2012年1月1日:インスタイル富士山スタジオ窓より撮影>
千葉と山梨で展開しているヨガと料理教室とカフェのスタジオ「インスタイル 」。



ビックリするくらい大きな所から出店依頼や打診やヒアリングの話が舞い込んで来ます。昔国鉄って呼ばれていたところや、ねずみのぬいぐるみが走り回っている隣や行政レベルの再開発プロジェクト等々。。。その度に「イヤイヤ。。そんなにお金持ってないですよ!」「今期も限りなく赤に近い黒ですよ!」と正直に答えています。


社員からは「社長もう絶対勝手に出店決めないで下さいね!」って念を押されているので、絶対に勝手に決めないのですが、イロイロな話が舞い込んでくると「そういう事も考えた方がいいのかな?」って思いますが、絶対勝手に決めないでおこうと思ってます。




ほとんどの場合、先方からロケーションや需要がいかにインスタイルとピッタリかを説明してくれるのですが、「そんなにオイシイ話なら俺の出る幕無いじゃん」と思い興味が失せてしまいます。やはり「こんなところは誰も成功させられないだろうな~」といった話の方が俄然テンションあがります。

だから余計に社員達は「絶対に勝手に決めるな」っていうんでしょうね。




いずれにしても、誰かが自分達の事を興味持ってくれるのはとっても嬉しいこと。絶対に勝手に出店は決めないけどそんな人との打合せは褒められている気がして光栄に思います。
よくよく考えると昨日11月11日は、SWIM design office とは別に会社として経営しているコトモノ株式会社 の創立記念日だった。


SWIMはデザイン事務所で、自分1人のいわば「小西デザイン事務所」なので、おだやかな風の中で仕事を選んで運営しています。KotoMonoはヨガスタジオと料理教室とカフェのinStyle を運営しており、役員・社員・契約社員・パート・アルバイトと大所帯。自分が求めるも求めないも関係なくイロイロ舞込んできます。

言い換えるとSWIMは、小さなライブハウスで顔なじみのお客さん相手に小西がギター一本で歌っている感じ。コトモノはビックバンドを大きなステージに立たせるプロデューサー的な感じ。当然集客したりコストを削ったりしていかないと関わってくれる人たちに給料を払えなくなり、その最終責任が自分にのっかって来ます。




2008年11月設立だから3年で3店舗。会員数約700名。給料やアルバイト代や外注費を払っている人約40名。家賃や人件費等の経費の支払いが毎月約500万。

店舗数を増やす事を目標にはしていないけど、皆に迷惑を一杯かけているけど、面白い事しか選べなくあんまり儲かってないけど、「社長は大きな子どもみたい」ってアルバイトさんに言われるけど(笑・結構気に入ってる)、お金の計算が一番苦手だけど、それでもまだ立って走れていることを思うと、それなりに頑張れているんじゃないかと自画自賛。

皆が帰った後の富士山スタジオでお店のワインを拝借して、1人でグラス一杯頂きました。

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SWIM design officeと並行して経営しているコトモノ会社。そのコトモノが運営しているヨガ&クッキングスタジオinStyle が、全米ヨガアライアンスという世界最高峰の資格認定校に選ばれました。


日本ではほとんど都市圏に30強スタジオ程。千葉と山梨では初となり、唯一のスタジオになります。




正直言って自分は何もしていませんが、一緒に頑張っているSHU先生が全て申請やその後のやり取りに尽力してくれ認められました。

認定されたことを発表すると同時に、ぞくぞくインストラクターさんや会員様からお祝いメールがスタジオに届き、このことの重大さをリアルに感じている状態です。




世界で活躍したいと思うヨガインストラクターに対して、その人が世界標準に達しているかどうかの判断をし、資格を発行するわけですから、今思っている以上の責任が発生しているんだと思います。特にSHU先生は忙しくなると思います。(倒れないでね。笑)


元々プラスのスパイラルが自分の周りには廻っている感じがしていますが、これからはさらに大きく拡大し加速できれば良いなって思います。