その職場の事は
私の中で黒歴史化してたのですが
違う職種から事務職へ180度転換出来たのも
未経験でも前職の会社が雇ってくれたから、
でした。
今の職場に採用された一因である
経験を積めたのも前職のおかげです。
(つまりは今の生活が送れてるのも前社長のおかげでもある…)
私は初めての事務職で要領が分からず
覚えも悪かったと記憶してます。
そして、今だったらパワハラで即訴えられそうな社員が幅を効かせている会社でもありました。
社長は口数が少なく仕事はしないけれど
社員の事は見守っている感覚があって
今よりも社長とは。
という理想があった私は
仕事してくれ〜と思いながらも
温かな社長が好きでした。
私が自動車事故を起こし
茫然自失になっていた時も
社長が少しいいか。と社長車で
とてもゆっくり自社の周りを走らせながら
事故の状況を聞いた後で、今後の事も心配しないでいい的な事を静かに話してくれました。
正直、細かい話の内容より、車が怖くなってた私を気遣って、とてもゆっくり丁寧に運転してくれてる心遣いが有難かった。
後で、通常の社長の運転は荒い事を聞き
やっぱり気遣ってくれたんだなと思いました。
私の父が亡くなった時も、心配してくれました。
前時代的な社風だったけど
最近ホームページでの
対外的なメッセージや扱ってる商品が
前とは違っていて
社内が変わったなと感じていました。
でも
会社概要等を見ても変わりは無かったから
優秀な社員が入ったんだと思ってました。
人生の最後に、辛い決断をしたんだなと
広告を見て知りました。
愛情深い人だったから決断は
凄く辛かったと思います。
でも、外部から見て
その選択は正解だったと思います。
私は人嫌いなのに
勤めた年数よりも時間が経っててもなお
肉親・親族以外で
こんなにも辛く悲しいお別れはなかったです。
社長とは○○の役職だからこうするべき
○○するべきという
単なる正解の行動は
亡くなるときには本当に関係なくなってて
思い出されるのは
その人がどういう人であったか。
どういう思いで生きていたか。
そして
それほど語らなくても
心に響けば
長年こんなにも人の心に残る。
社長の懐の深さが海だとしたら
私は水たまりくらいだな。
社長の寡黙で心配そうな
温かな眼差しが
思い出されてえぐれそうに痛い。
大人になったら
これからこんな悲しさを
頻繁に味わうようになるんだよな。
辛いな。
こんなに
香典袋を触るのが嫌だった事はない。
離職して随分経つから
いくら包もうか迷った時
ふと、お金はただの紙だなと思った。
今の社長にとっては何の価値も持たない。
気持ちだな、と思った。
泣きすぎて
告別式には遅れて
参加出来なかったけれど
法要で最後のお別れと感謝を
お伝えしてきました。
社長に会えた事に感謝します。
心からご冥福をお祈りいたします。