いつも多くの方にブログをご覧いただきありがとうござ
います
残暑厳しいですね・・・
秋を感じさせる風がちょっぴり寂しい気持ちになって
しまいます。
今日は、何年か前に担当をさせていただいた結婚式
を思い出したのでブログに書かせていただこうと思い
ます。
新郎・新婦様とのお打合せの際に、新郎が
『お母さんは、亡くなりましたが、きちんとお料理は
皆様と同じ料理をお出しいただきたい！
大丈夫でしょうか・・・』とご相談がありました。
もちろん、ＯＫですという事で、亡きお母さまの席もお作
りになられて、テーブルの上にやたらめったらお料理を
置いていくのではなく、お料理も皆様と同じタイミングで
お料理を出して、当然 食していなくても引いていってい
たただきたいと言われました。
当日は、お母さまの遺影もお椅子に置かれていました。
そして、宴もたけなわ。
結びとして、新郎様のご挨拶でした。
皆様にお礼のご挨拶をされて、そして、お母さまに・・・
『今日のこの日を一番に見て欲しかったのは、お母さん
でした。今日はお母さんが見に来ていると思っています。
今日まで本当に育ててくれてありがとう・・・』
涙を拭う新郎様が印象的でした。
お母様への深い愛情に会場中が涙しました。
そして、拍手が。
新郎様のお父様が新郎様の肩をポンポンと叩かれま
した。
お二人とも涙が流れていました。
なんとも言えない感動的なシーンでした。
お披楽喜後、新郎様に
『きっと、お母さま喜んでらっやるでしょうね・・・』とお伝
えしたら、
『きっと、喜んでるでしょうね。明日から前を向いて歩い
ていけそうです』
何とも爽やかな笑顔でご返答いただきました。
結婚式というのは一生に一度。
新郎・新婦の今後の人生の歩み方も決めてしまうかも
しれない非常に大切な意味合いを持っているものだ
と感じました。
あの時の新郎様。
きっと素敵な家庭を築いておられ、
きっと前を向いて歩いていかれてるのだろうな・・・と
思います。
また、ご縁がありましたら、どこかでお会いできれば・・・と
思っています
皆様 良い週末をお迎えくださいませ