悠司とあたしがすれ違った研修から
ずっと悠司とは連絡をとってた。
あたしが職場でいやがらせされるのは
エスカレートして
だけど、彼氏は口だけ「話して」っていうだけ。
実際に受け止めてくれて
励ましてくれるのは悠司だった。
彼氏は寝ちゃうのも早かったから
たいてい23時過ぎくらいに
悠司と電話してた。
思わせぶりなメール。
思わせぶりな会話。
「彼女いるんだろうけど
直接聞いたわけじゃないから
関係ない。」
そもそも研修のテストはいつも最下位に近いし
取らなきゃいけない資格も取れないし
なのに上から目線の悠司に
やっぱり本気になれなかった。
それに、彼氏に不満を感じても
彼氏とは絶対に別れたくなくて
それ以外の男は暇つぶしだから。
彼氏が甘やかしてくれないぶん
悠司に甘えて
追いかけてた人に甘えられる状況は
すごく居心地良かった。
そして、また一ヶ月後の研修。
今回はいつもと様子が違った。
あたしと悠司が研修で席が近くになることはない。
今回の研修も、席は対角線。
あたしの隣は既婚の孝司くんだったんだけど
彼はあたしのこと気に入ってて
無駄なボディタッチをいっぱいされたw
悠司はそれを見てて
休憩時間に孝司くんが席をはずすと
ううん、孝司くんがいても
あたしの席まで話しに来た。
オレ様なところがある悠司が
わざわざ誰かと話すために
席を立つなんてこと
今までの研修では一回もなかった。
「落とした」
完全にそう思った。
いつもなら楽しいのに
今回は、なんだかちょっと困った。
夕ゴハンの前、悠司から電話が来た。
「はな、みんなと飲みに行かんと?
オレが幹事なんやけど。」
今まで、言われたくて仕方なかった悠司からの誘い。
だけど…
「ごめん、先に誘われてるんだ。」
実は前の日からメールで
ひーくんたちに飲みに誘われてた。
ひーくんはこの研修にいなかったんだけど
あたしとふーちゃんが研修で集まるから
わざわざ仕事終わりに来てくれるって。
それに表面的に他の同期と仲良くするの
絶対につまんないし。
やっぱりひーくんたちとの飲みは楽しくて
1時過ぎまではしゃいで飲んだ。
飲んでる間、悠司から電話が来た。
「まだ起きとった?
ホテル帰ってきたら教えて。
部屋行くから。」
酔っぱらうといちゃいちゃしたくなるわけで
そんなのソッコーOKに決まってる。
悠司は部屋に来てくれて
前回買ったゴムも持ってて
酔っぱらっていちゃいちゃできるのは
最高。
だけど
やっぱり悠司は女の体の扱いが強い。
彼氏が一番気持ちいいな…
悠司とエッチしながら
そんなこと考えてた。
エッチのあと
悠司は珍しくよく話した。
「はな、ひーくんのこと好きかと思った。」
前回の研修で、悠司との約束すっぽかして
ひーくんたちと飲みに行っちゃったから。
今回もわざわざあたしとふーちゃんと
飲みにはるばる来てくれたし。
「あたしが?いやいや、絶対ないからw」
「じゃあ、あいつがはなのこと好いとうやろ?」
「それも絶対ないからw ホント良い友達だよ」
「だってあいつイケメンやん。」
ひーくんにちょっと妬いてるんだ。
あたしがどれだけ気になってるか聞いてる…。
悠司の考えてることが
この時はよくわかった。
次の日も、研修中、悠司はあたしの席に来た。
あたしは
きっと
彼氏がいるのに
悠司と仲がいいなって
周りに思われるのが嫌だった。
飲み過ぎて、マジで気持ち悪かったしねw
その日の夜は連絡しなかった。
悠司から来るかなとも思ったけど
今夜は会わなくていい気がした。
彼氏と電話して、テスト勉強して寝た。
次の日。
悠司は
ピンクの数珠的なものをくれた。
きれいな色。
悠司は色違いの黒。
実は、なんとなくくれるんじゃないかと思ってた。
だってどう見てもおそろいだし
2つもつけてるの不自然だし。
悠司に意思表示するには
そのブレスをつけなければ良かったんだけど
悠司は絶対に見てる。
だから、つけなきゃ傷つけちゃう。
悠司は
あたしの腕のブレスを見て
すごく嬉しかったらしい。
別れ際も
まだ同期のみんながいるのに
「なんで昨日の夜、連絡せんかったん!」
って言ってきて
マジでやめてくれ(;-ω-)
と思ったんだけど
「いやいや、悠司が連絡してよ(*ノ∀`)」
と流しにかかった。
「前の日は俺やったから、昨日ははなやろ!」
「えぇ~?何そのルールw」
あたしが帰るの遅かったの
待っててくれたんだけどね。
研修で毎月のように会うのは半年間。
そのタイムリミットまで
あと2カ月。
帰りの電車。
悠司からメールが来た。
「ブレスレット、だいじにしろよ。」
「はなの髪型すき」
「はなに聞きたいことがある。
はなって遠恋できる人?」
…これはマズい。
流そうとしても流しきれない。
「なんで?彼女とうまくいってないの?」
もういいや。ハッキリさせてしまおう。
そう思って打ったメール。
悠司からの返事は
「は?俺に彼女おらんの知っとるやろ?
だから昨日の夜、部屋で話したかったんよ。
はなは俺が彼氏だったら遠恋できる?」
…。
つづく。
研修出張から戻りました~。
うちの会社はホント教育熱心。
だけど
久しぶりに同期に会えるのはうれしい![]()
今回の研修は
参加する日程が2つあって
悠司とは一緒じゃなかった。
それに
こないだ旅行行った女3人でいたもんで
まったく男ッ気のない3日間でした…。
ちょ~っと刺激がなくて
あたしとしてはつまんなかったなぁww
ま、テストあって勉強しなきゃだし
この3人は居心地がよくて
ずっと笑ってられるから
やっぱり楽しかった![]()
帰りは特急で、美砂ちゃんと帰ったんだけど
3時間半ずーーーーっとしゃべりっぱなしだった。
イライラしたり
マイナスに見ちゃったり
それが態度に出てたこともあった。
でも、美砂ちゃんは一緒に笑ってくれた。
きっと美砂ちゃんは今までも仲良くしたいと思ってくれてた。
なのに、あたしは誤解してた。
仲良くしなくていいや、と思ってしまってた。
美砂ちゃんと
お互いたくさんしゃべって
たくさん聞いて…
美砂ちゃんと話すの心地よくて
話はずっと途切れなかった。
あたし、誤解してたんだな。
美砂ちゃんのこゆところ
頭が上がらないな、としみじみ思った。
美砂ちゃんと配属が一緒で良かった。
自分のことしか考えてなかった
そんな自分を反省した。
あたしは恵まれてる。
良い人たちに囲まれてる。
それだけで
またちょっと頑張れる気がした。