楽しかった思い出を書きたかったわけじゃないのです。
むしろ辛かった。
理不尽だった。
仕事帰りに、上野毛の駅のホームに飛び込もうと考えたことは一度や二度じゃない。
いまだにあの時の苦しみがフラッシュバックしてパニックを起こすことがある。
街中でオーナーに似た人を見かけてゾッとすることも、
通院も、投薬も、まだ続いている。
スタッフ全員が非正規雇用(&最低賃金以下、有給なし)だった。
だけど仕事では正社員以上のことを求められ
少しでもミスを起こそうものなら、これでもかというくらいに罵倒され追い詰められた。
気まぐれで嫌な噂を流されることもあった。
スタッフの会話を、こっそり耳をそばだてて聞き入るオーナーの姿だって
決して珍しい光景ではなかった。
朝から晩まで休憩もとらずに働くことが当たり前だった。
仕事に厳しい人、といえば聞こえはいいけれど
今にして思えばあれはパワハラだった。(だって自分には甘いんですもの、とても・・・)
休憩をとる時間すらないくらい仕事に追い込まれているスタッフのことだって、
いつも見て見ぬふりだった。
なによりも、オーナーはスタッフに還元することを一番嫌っていた。
少し前に、たかの友梨のスタッフが会社を訴えたニュースがあったけど
それを見た時、規模はぜんぜん違うけれど、オーナーの理不尽っぷり、パワハラっぷりが
まるで同じだったので衝撃だった。
すき家の問題も、ワタミの問題も、同様。
むさぼるように裁判記録やスタッフの証言、はたまた遺族の証言を読みあさり、泣いた。
今はもう上野毛に店はないけれど、
函館の地で、
私たちと同じような苦しみを味わってる人がいないことを心から祈らずにはいられない。
