大好きな祖母が逝去した。
享年95歳。
祖父が亡くなってからは畑仕事も辞め、どこか孤独で、縁側で誰かの訪問を待っていた祖母。
訪れるといつでも
「家に入れ」と言って迎え入れてくれた。
施設に入所したのが、ちょうどコロナの始まりくらいだったと思う。
施設の訪問は叶わなかった。
施設から病院へ入院することになったのが約半年前。
病院へのお見舞いも叶わなかった。
自分に言い訳を言うと、4月に結婚報告に夫と病院へ行った。そしたら土日祝日はお見舞いできないと断られた・・・。
死ぬ前に会えなかったこと、すごく後悔しています。
働き物だった祖母。
みんなに手料理を振る舞うのが好きで、祖母の周りには常に人がたくさん集まっていた。
手作りのたくあん
きゅうり漬け
お煮しめ
リンゴの入ったポテトサラダ
黒豆の甘煮
小豆から作った餡子で作った羊羹
全て畑から手作りだった。
誰にも真似できない技術と包容力を持っていた祖母。
憧れだけど、とても私には祖母のようにはなれない。
通夜もお葬式も涙が止まらなかった。
95年間お疲れ様でした。
これからは天国から私たちを見守っていてね。