幻夜/東野圭吾

内容(Amazonより引用)

1995年、西宮。父の通夜の翌朝起きた未曾有の大地震。狂騒の中、男と女は出会った。美しく冷徹なヒロインと、彼女の意のままに動く男。女の過去に疑念を持つ刑事。あの『白夜行』の衝撃が蘇る!

ドラマ化、映画化もされたベストセラー「白夜行」の続編、もしくは姉妹作とされる「幻夜」(続編化否かについてはたくさん議論されているけれど作者ははっきりと認めてませんね~)

1年ほど前に読んだ「白夜行」も今回の「幻夜」も 息をつかせぬスピードでどんどん読み進めてしまいました。

そういう意味ではほんとにおもしろかった

でも読後感は最悪です

白夜行の主人公、雪穂も幻夜の主人公、美冬も 会った人を虜にする美しさと魅力の持ち主。
が 同時に自分の成功のためなら手段を選ばない とんでもない悪い女

とくに 「幻夜」で美冬のパートナーとなって悪事の片棒を担がされる雅也は 比較的普通の感覚を持った人間なので
罪の呵責に悩んでいる様子が読んでいてつらかった

悩んで苦しんでたどりついたラストは特に哀しくて 読んだあとの凹みっぷりといったら・・・
私は関西寄りのところに住んでるので 言葉も関西弁に近いし 標準語より関西弁のほうが断然好きなんだけれど・・・
美冬の関西弁は しゃべる内容が内容なので 雪穂にあった上品さが消えうせ ただただえげつないイメージを感じさせました・・・(関西の方すいません)

このあと美冬はいったいどうやって生きていくのか
本の中の世界だというのにしばらく「幻夜」のことで頭がいっぱいでした

個人的にはやっぱり「幻夜」は「白夜行」の続編だと思っています。
なので順番に読むことをおすすめ。。。します(後味の悪さを未だひきずっています)


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