こ こわかったーーーーーガーン

火の粉 (幻冬舎文庫)/雫井 脩介
¥800
Amazon.co.jp

内容(Amazonより引用)

元裁判官で、現在は大学教授を務める梶間勲の隣家に、かつて無罪判決を下した男・武内真伍が越してきた。愛嬌ある笑顔、気の利いた贈り物、老人介護の手伝い…武内は溢れんばかりの善意で梶間家の人々の心を掴んでいく。手に汗握る犯罪小説の最高傑作。


最初は本当に“いい人”な 隣人が 徐々に主人公(作中では特定の一人でなく 家族みんなを指す感じです)一家にとって脅威の存在となっていくのですが

その少しづつ変化していく様子がすっごいコワイんだけど続きが気になって気になって・・・


Amazonのレビューで 「徹夜本」と評したレビューをいくつか見かけたけど

私も午前中から読み始めて その日のうちに読んでしまいましたあせる


最後は夜娘を寝かしつけたあとで 枕元でこっそりライトをつけて読んだのですが

あまりの恐ろしい展開に心臓がドキドキショック!


読み終わったあとも怖くて眠れなくて 久々に夜更かししてしまいました得意げ


でも ラストはこの物語なりに こうあってほしいというラストだったような気がして

それが救われましたDASH!


物語の中に登場する 同居している長男のお嫁さんの雪見が 

3歳の女の子の子育てをしているのですが

この人は私の心の中を読んだのかしらって思うくらい 

共感できることがたくさんあって 途中思わず泣いてしまいました汗

作者は男性なのに ここまでリアルに若い母親の描写ができるなんて すごいことだと思いますビックリマーク

彼女が嫁いできた梶間家のためにかなりの活躍を見せるのですが

思わず応援しながら読んでいる自分がいましたキラキラ


貴志祐介「黒い家」に怖さが似ているという意見も多いようですが

8年くらい前?に「黒い家」を読んだときは あまりの恐ろしさに途中で読むのをやめてしまいましたあせる

(こんなに怖がりの自分がなんであの本を読もうと思ったのかわからないくらい ホラー好きの方でも怖さで有名な作品らしいです)


黒い家 (角川ホラー文庫)/貴志 祐介
¥700
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それに比べれば 「火の粉」ももちろん怖いけれど

怖さ以外にも惹きつけられる要素がたくさんあって おもしろく読めたと思いますいひひ

あと 描写のうまさや 読みやすい文章もあって 長編なのに一気に読めたのもあるかもはてなマーク


映画化で有名になった 「犯人に告ぐ」は 題材が幼児連続殺人事件なので ちょっと避けたいので・・・

迷惑なエリカ様で良くも悪くも有名になった「クローズド・ノート」を次は読んでみようかな~と思いますハート

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