帰る場所がない。

 

子供の頃からずっと胸にある想い。

この想いに囚われる度、

自分自身のざらついた得体の知れない何かに

飲み込まれそうになる。

 

おかえり

ただいま

 

そんな温かな瞬間

なにがあっても当たり前にあるもの。

そういうものが私にはなかったな。

いつも肩身が狭くて

自分はそこにいてはいけないような。

安心できるものがない。

人との間に確かな絆を築けない。

自分は透明人間のような

もうすでに死んでいてこの世にはいないような

ぼやっとした霧の中にいるような。

みんなはどんな世界に生きてるんだろう。