実家から、大阪に戻るまで約4時間(家から家まで、実際は何だかんだで5時間くらいかかってるけど)。


この4時間で、人の少ない地元から、人の溢れた大阪へ帰ってくる。


高速バスという、狭い中での移動により、いつも大阪に戻って電車に乗る時、不思議な感覚を抱いていた。


4時間


長いと言えば長いけど、バスの中眠ってしまえば、すぐ経つ時間。


バスに乗って、降りた、それだけなのに、一歩踏み出せば別世界。


人の波にもまれ、自分がちっぽけな存在だって思い知らされる人ごみ。


そんな中突然放り込まれた自分に対する疎外感。


今まで生きてきた環境とは全く違う世界で、一人で過ごす空間。


こんな思いを大学に入りたての頃、実家から大阪に戻る時はよく感じていた。



電車に乗ってしまえばすぐに慣れてしまうけれど、バスから降りて電車に乗る、駅のホームに立った瞬間に感じる思い。


孤独感を感じながらもある意味、面白かった。



そんなことにも今は慣れ、別世界だとも感じない。


同じくらいまでとは言わないけれど、どちらも愛着を持った土地となった。


これも、4年間で変わった感情の一つなんだろう。