これまでの簿記勉強を振り返りながら、どうやって勉強をしていったかをまとめていきたいと思います。
かなり長くなりますが、独学で日商簿記2級、さらには全経簿記1級合格を目標に勉強している方の参考になれば幸いです。
私は社会人で、昼夜かけもちで仕事をしていて、通信教育やスクールに通う時間や費用がなかったので、独学で約1年と3ヵ月の期間を費やしました。
内訳は、
日商簿記2級:1年2ヵ月(実質集中してやったのは半年ぐらい?)
全経簿記1級:1ヵ月(問題集を購入して勉強を始めたので、実質は試験前残り3週間
から)
もともと商業に関わったこともなく(大学で経済学部に2年いたけど、専門科目に入
る前に中退したから全く簿記の知識はない)、そういった職務も未経験でした。
では、合格までに何をしたか?を思い出しながらざっと書いてみます。
ちなみに、Excelで学習管理表を作って、いつ、どこで何分、何を勉強したかを月別
にまとめてました。
スクショだけど、こんな感じで。
(フリーで配布しているテンプレートに自分で合計時間をカウントしたり日付を自
動変換できる機能をつけたもの。欲しい人いたら言ってください)

その表で毎月どのくらい勉強したかを見ると……
2016年
4月 12.17時間
5月 12.62時間
6月 19.00時間
7月 16.80時間
8月 17.00時間
9月 26.67時間
10月 49.33時間
11月 71.00時間(初めての受験)
12月 10.83時間
2017年
1月 30.00時間
2月 51.67時間(2回目の受験)
3月以降は集計中・・・
以下、8月に追記済。
3月 10.00時間
4月 22.50時間
5月 28.42時間
6月 33.70時間(3回目の受験。6/11まで)
6月~7月 38.50時間(全経簿記の学習。6/12~7/9まで)
昨年の4~7月は工業簿記を基礎から始めたので、夜のバイト前の電車待ち時間で
勉強をすすめていたので、あまりやっていません。
(申し込みをする9月まではなかなか勉強モードにならず…)
1回目の試験が不合格で、次の2月の試験に向けて勉強を始めたのが年末年始休みに
入ってから。
しかし、年明けすぐに我が家で飼っていた愛犬ココアが末期がんの診断・余命1ヵ月
の宣告を受け、そこから夜と休日はココアにつきっきりの生活に。
そこが、ココアが亡くなる4月中旬まで続きました。
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日商簿記の試験にあたってやったことは……
☆1回目の試験(第144回)
・3級範囲の思い出し(サクテキトレーニング)
・工業簿記の学習(パブロフのテキスト&問題集、トレーニング)
・商業簿記の学習(パブロフのテキスト&問題集)
・模擬試験問題集(ネットスクール)
・ラスパ144回を2回解き(ネットスクール)
1回目は直前に詰め込みすぎて、頭がパンクしてしまい、当日は普段しないような工
業簿記でミスをしてしまい10点足りず不合格。
2回目(試験範囲改訂前最後の試験)に向けて、試験翌日から何をすべきかをリスト
アップして、すぐに気持ちを切り替えました。
とにかく仕訳と工業簿記に集中しました。
☆2回目の試験(第145回)
・3級範囲の復習(仕訳はできたので、サクテキトレーニングで特に帳簿をひたすら
やりました)
・工業簿記の再学習(パブロフのトレーニング、実教出版から出ている薄手の工業
簿記トレーニング問題集を追加)
・仕事の昼休みや電車までの待ち時間には第100回から第144回までの第1問(仕訳)
をやる。第130回から第144回だけは3回やった。
・模擬試験問題集再解き(ネットスクール)
・ラスパ145回を2回解き(ネットスクール)
あと4点足りず、2回目も不合格…このあたりから自分の簿記の適性を疑い始める。
☆3回目の試験(第146回)
・商業簿記と工業簿記のノートづくり
・商業簿記の新範囲の学習をしつつ、苦手な内容の復習
・仕事の昼休みや電車までの待ち時間には第100回から第145回までの第1問(仕訳)
をやる。第130回から第145回だけは3回やった。
・パブロフ商業簿記問題集を1回解き(財務諸表中心に)
・未来のための問題集を1回解き(ネットスクール)時間なくて1回しかできず……
・ラスパ145回を1回解き(ネットスクール)ホントは2回やりたかったけど、ラスパ
に着手できたのが5日前からだった
この回は、合格率が47.5%という近年まれに見る合格率の高さに救われ、なんと86点
で合格(うち、第1問(仕訳)、第4問~第5問(工業簿記)が満点だった)
しかし、これでは運で受かったのか???という疑問を抱き、今後どうするかを考
えて、全経簿記上級合格(税理士の受験資格が得られる←税理士を受験するかどう
かは別にして)を目標にするため、まずは全経簿記1級を受験することに。
これが、日商簿記試験の翌日が試験申込締切だったため、準備期間は約25日くらい
でした。
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☆全経簿記1級1回目の試験(第178回)
・公式で出ている過去問題集(商業簿記・会計学、原価計算・工業簿記の2種類)の
み。
・連結会計(日商2級では今年11月から試験範囲)と工事基準が未習分野だったので
、その範囲はテキストなどで確認しました。
・理論問題が初めてだったので、企業会計規則などをダウンロードしてチェック。
ネットで調べていた時には、試験の難易度は「日商2級≧全経1級」って書いてあり
ましたが、厳密に言えば商業簿記・会計学は「全経1級>日商2級」、原価計算・工
業簿記は「日商2級>全経1級」でした。
私自身は工業簿記が得意(そこは理系なのか…?)なので、商業簿記と会計学があ
まりにも傾向が違いすぎて気が遠くなりそうでした。
工業簿記は過去問を2~3回解いて80点前後が取れていたので、試験1週間前は商業簿
記・会計学しかやりませんでした。
試験当日は、どちらの科目も時間が余ったものの、できているのかそうでないのか
の手応えがわからず、自己採点して「思ったよりできている!」ってビックリした
ぐらい(それでも試験結果がわかるまでは受かっている気はしていませんでしたが
)
結果的には、商業簿記・会計学がギリギリ70点、原価計算・工業簿記はなんと94点
(理論問題3つ間違えただけだった)で、1回で2科目合格という結果でした。
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試験を通して気づいた、これから独学でやる人に向けて伝えるとしたら……
①試験は申し込まないと勉強モードにならないですね(笑)
やるしかない状況をつくらないと、だらけてしまいます。
ただ、2回目の試験の時は、試験範囲改訂前最後だったので、ここで受かるしかない
という気持ちがあったので、申込前からすすめてました。
3回目の時は新範囲が入ってきてなかなか新しい内容(リース取引、固定資産圧縮記
帳、外貨、課税所得など)が理解できなかったので、範囲の変わらない工業簿記と仕
訳だけは完璧にする学習に1ヶ月前に切り替えました(この回から連結会計入ってい
たら完全に諦めてました……笑)
②みんな言うけど、仕訳が全ての基礎!
仕訳練習が唯一スキマ時間でできるので、仕事の昼休みにタブレットとかに入れて
いるオンラインストレージにダウンロードした過去の仕訳問題(簿記ナビのサイトに
ある)を毎日やり続けました。
あとは、第1問を10分以内でやるトレーニングをひたすらやりました。
日商簿記3回目の試験では仕訳問題に5分くらいしかかからなかったかな……?
③どんなに時間がない日でも1回分(仕訳5問)、15分は電卓に触り、電卓を打つス
ピードが落ちないようにすることが大事。
たった1日2日でも電卓に触らないと打つスピードが落ちたり、仕訳のスピードも落
ちます。
それを繰り返しやり続けました。
なので、愛用の電卓の00とかのCの文字がすり減ってるくらいです(笑)
3回目の試験前に指がつったりもつれたりして、なかなか数字ミスで点数が伸び悩み
ましたが、早打ちしてミスをしたり何度も打ち直すよりも、数字ひとつひとつを確
認しながら丁寧にゆっくり打つようにすることを意識しました。
④理数系に強い人は工業簿記をしっかりやれば簡単に満点が取れる
私はもともと数学が専門なので、工業簿記が全く苦痛に感じませんでした。
テキストを読んで、自分なりにCVP分析を方程式で解いたり、シュラッター図は1次
関数で解いたり、自分が1番理解しやすい方法で覚えていきました。
唯一工業簿記で苦手なのは、直接原価計算と全部原価計算の比較問題でした。
⑤試験を解く順番は基本4→5→1(ここまでは難易度による)→3→2
1回目の試験では、最初に仕訳問題から始め、見たことない形式に動揺してしまい、
工業簿記に集中できなくて、ありえないミスを犯して失敗しました。
2回目は工業簿記から解いて、気持ちを落ち着かせ、集中力を高めてから仕訳以下の
問題を解きました。
第2問は最後にやらないと必ず時間がなくなります。
3回目の試験では、問題を開いたときに第1問の問題文がいつもよりかなり少なかっ
たので、たぶんやさしいんだろうなと第1問から始め、第4問にシングル・プランと
記載があったので、少し時間がかかるかなと(問題自体は解いてみると、なんてこと
はなかったが)、第5問に行き、第4問を解き、第2問(銀行勘定調整表が出ると思わな
かった)を解き、最後に第3問をやりました。
第3問を残して残り1時間あったので、かなり丁寧に見直しができました。
全経簿記1級を受験するのであれば、日商2級がある程度理解できていればそんなに
試験勉強に時間がかからないと思われますが、勘定科目の名称が一部違ったり(日
商では有価証券評価損/益なのが全経では有価証券運用損益…など)仕訳方法が違っ
たりがあるので、それは確認していったほうがいいです。
あとは、委託/受託販売・社債償却・保証債務など日商2級から除外になった範囲が
全経1級に出ていたりするので、それも確認していったほうがいいかな。
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長くなりましたが、こんな感じで独学を進めれば、時間が比較的ある方や大学生な
らもっと短期間で合格できると思います。
今後は、来年2月の全経簿記上級を目標に進めていくことにしましたが、工業簿記が
得意な人は、建設業経理士2級に進んでもいいのではないでしょうか。